金沢城も先回訪れたのが夏だったので、もっとじっくり見ようと再訪しました。
住所:秋田県横手市金沢本町(地図)
車で直下まで行ける楽々な山城です。
駐車場に着いて、トイレが設置されているのにまずはビックリ。
そして、説明板を見に行ったら、新しくなっていて更にびっくり。
縄張図がとても見やすいです。
こんなにちゃんとした図面があったので、これを参考に見学しました。
まずは本丸へ。
そして、南東尾根の5連続堀切を見て
東尾根へ。根元の竪堀と尾根上の堀切を見て二ノ丸へ。二ノ丸には金沢八幡宮が鎮座しています。
その西側には兜杉なんてのもあります。
北の丸との間には堀切
先回は北の丸までしか見なかったのですが、図面を見るとこの北下に竪堀2本、また更に下方の曲輪の下にも堀切があるようなので見に行きました。
更に北の丸の東下方にも段郭があるようなので、そちらへと回り込みました。
そして、道路の向う側にある西の丸へ。
行ってみたら、こちらはかなり整備されていてビックリ。
それにしても、広すぎる!
西の丸の真ん中付近にある堀切
ここから曲輪の先端へ行き、下を見下ろして更にびっくり。
整備されているのは曲輪だけでなく、周囲の横堀や堀切も木を伐採して見やすくなっていました。
しかも、帯曲輪も整備され、歩けるようになっていたので、横堀や堀切も簡単に見学できるようになっています。
最後に、駐車場から道路を北西へ歩いていった方にある堀切を見ました。
この堀切の北尾根にも堀切が、更に通路を下った先にも堀切がありました。
先回、気づかなかった遺構を見られたので大収穫です。
とはいえ、かなり広い城域を歩き回ったのでちょっとお疲れ。
全体を見るのに2時間程かかりました。
後三年合戦金沢柵に関連する遺物を探すための調査が行われましたが残念ながら発見には至りませんでした。
金沢城は永らく金沢柵の推定地と考えられてきましたが確証となるものがなく横手市も発見に躍起になっている感があります。
発見に至れば世界遺産登録された岩手県平泉との関連が更に強まり観光面での追い風になると見込まれるからと思います。
おかげでとても見やすく感激しました。
後三年の役の時代のものは発見されなかったようですが、城域が広いので他のどこかで見つかると良いですね。
それに伴い、城内の各所が整備されるとありがたいです。