ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

死にかけた命

2018年08月22日 | 介護
あの時私は死にかけていた。
いや、はっきり言って死のうとしていた。
しかし、私は死ねなかったのだ。
死ぬことも出来ずに生きているのだ。
60年も生きているのだ。
生きてしまったのだ。
本気で死ぬ気だった。
しかし、死ぬことは阻止されたのだ。
その後も何度か死ぬことを考えていた。
しかし、死ねずにこの歳を迎えてしまったのだ。
世の中の生きづらさを感じながら。
一人ぼっちだったのだ。
一人ぼっちは一人ぼっちと結ばれたのだ。
そして二人ぼっちになったのだ。
紆余曲折の人生だった。
平坦な道のりではなかった。
人生における艱難辛苦を味わったと言っても過言ではない。
その事を話しても誰も信じてはくれないと思うが…。
世の中には私たちよりはるかに不幸な人々がいることは重々承知の上のことだ。
世界中では今もどこかで戦争が行われ、年端もいかない子供が銃を持ち戦っているのだ。
相変わらず世界中のどこかで年端もいかない子供は売り買いをされ、幼い子供までも性犯罪にあうのだ。
まともに学校にも行けない子供もいるのだ。
それに比べたら私の過去のことなどとるに足らないことだと思う。
結局私は不幸であっても不幸でないのかも知れない。
幸いうつ病になってからは死にたいと思ったことも自殺願望もない!
なぜなら旦那を残して死ねないのだ。
だから私は生きるのだ。
生きてこの目であらゆる物を見るのだ。
世界のあらゆる物をこの目に焼き付けるのだ。
自分より重い病気の人も多くいることを自覚しよう!
過去のことなどとるに足らないのだ!
せめても夫婦で病気を抱えながらも生きていることに感謝しよう!
些細なことでくよくよしない!
ほんの少しの幸せを見つけて残された人生を生きて行こう!
小さなことにも感謝しよう!

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