千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

キューバだよ音楽の旅八木啓代 新宿ラヴァデ18日と

2016年12月16日 | 詠む
ぱぎやん還暦フェスティバルのあとに駆けつけるので、定刻主義者・千恵子は遅刻しそう。
 
 
カフェ・ラバンデリア
(東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル1F) 
申し込み・問い合わせ / 03-3341-4845
 

「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」以降、ファンが激増したキューバ音楽は、ラテン音楽の源泉として19世紀から今現在も世界中に影響を与え続けている。

年配の人たちには心懐かしいマンボやルンバがどう生まれたのか。日本の昭和歌謡に大きな影響を与えたといわれるボレロとは。

ニューヨークで発生したサルサ・ミュージックはキューバとはどういう関係だったのか。

そもそも、50年代のラテン音楽黄金時代から「ブエナビスタ」までの間、キューバ音楽には「空白」があったのか。
それともそこには、なにか「日本ではあまり知られていない事情」があったのか。このように「知られているようで知られていない」キューバ音楽。

そこにはまさに「歌は世につれ、世は歌につれ」という、時の政治を抜きにしては語れない歴史があった。

1980年代からキューバ渡航歴数十回、キューバの第一線の音楽家たちとの交流も深く、自身もミュージシャンである八木啓代が、歴史的な動画や音楽を紹介しながら、キューバ音楽を辿り、政治との関連をも語り尽くす。

 
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還暦のフェスティバルだよ申年の 暮れゆく冬にパギやん門天

2016年12月15日 | 詠む

あっというまだ、60年。申年なかま、ぱぎやんだ。李政美さんの出る18日に行くんだ。

趙博 with 板橋文夫〜

祝!パギやん還暦フェスティバル(Vol.6)

出演: パギやん[趙博](G, Vo )、板橋文夫(P.)、朴根鐘(韓国民族楽器)

ゲスト: よしだよしこ(17日)、李政美(18日)

料金:前売り 3,500 円、当日3,800 円、門天会員2500 円

web:http://fanto.org 主催:コラボ玉造[TAMAZO]

予約・問い合わせ先:090-8146-1929、tamazo@fanto.org(@は半角に直してください)

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堀江有里×連連影展 Feminist Active documentary Video festa

2016年12月14日 | 企画

堀江有里×連連影展
『*****・アイデンティティーズ』著者 堀江有里さんと映画を観よう!Let's FAV!

それぞれの時代・場所での、<生>の模索を映し出す映像をみながら、<生>の模索についての考察を続ける堀江有里さんと、共に、語ろう。

多くの人びとは、みずからの<生>が、”いまーここ”にあることを確かめようとして”自分が何者であるのか”を模索しようとする。人(他者)との関係という、ものさしを使いながら。(『*****・アイデンティティーズ』より)

●12月17日(土)15:00〜18:00「I am」@代々木上原(参加費1000円)
会場:hakoギャラリー http://hakogallery.jp/

●1月15日(日)16:00〜19:00「怒りを力に」@明治大学(参加費無料)
会場:明治大学グローバルフロント1階・グローバルホール
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
共催:明治大学労働教育メディア研究センターほか

●2月10日(金)19:00〜21:00 「In God's House」@武蔵境(参加費1000円)
会場:武蔵野プレイス4F・フォーラム
http://www.musashino.or.jp/place.html

■堀江有里さんプロフィール
国際基督教大学、立命館大学ほか非常勤講師、(公財)世界人権問題研究センター専任研究員。信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会(ECQA)代表。日本基督教団牧師。著作に『「*****」という生き方——キリスト教の異性愛主義を問う』(新教出版社、2006年)、『*****・アイデンティティーズ』(洛北出版、2015年)など。

■(12/17)『I AM(アイアム)』
(ソナリ・グラーティ監督/アメリカ・インド/英語・ヒンズー語/日本語字幕/2011/71分)
インド出身のレズビアン映像作家の過去への旅路を描いたドキュメンタリー。インドには英国植民地時代の同性愛行為を禁止する刑法がいまでも存在する。かつて「家族」とともに暮らしていたデリーにある実家を訪れた監督は、ゲイやレズビアンの子どもを持つ親との対話を通して「家族」の真の意味を紡ぎ出しながら、「カムアウト」する前に亡くなった母との対峙と和解への道を模索する。(作品の英文サイトhttp://www.sonalifilm.com/I-AM.html)

■(1/15)『怒りを力に −ACT UP の歴史−』
(ジム・ハバード監督/米国/英語/日本語字幕/2012/93分)
ACT UPの活動を記録した映像から米国のHIV/AIDS運動の歴史をたどる。
HIV/AIDSの時代を生き抜くために、人種や階級、ジェンダーの枠を超えて力を合わせ社会の変革に挑んだ人々。ACT UPの非暴力抵抗運動は、AIDS/HIV危機にある米国政府やマスメディアを動かした。このドキュメンタリーは、大切な人を失う哀しみを育み、人とのつながりの中で生きる力を持ち、セクシーでエネルギッシュなACT UP の姿を映し出す。

■(2/10)『In God's House』
(リナ・ホシノ監督/米国/英語/日本語字幕/2006/37分)
アメリカで暮らすアジア系アメリカ人で、クリスチャンのレズビアンやゲイたちは「神の家(God’s House)」である教会内において長い間ほぼ見えない存在だった。作品は、クリスチャンでレズビアンのアジア系アメリカ人女性の語りを中心に、親の葛藤や教会のあり方を描く。

□FAV 連連影展
等身大にそして雄弁に語りかけてくる映像をフェミニストの視点で集めた映画祭。作り手と観客が一緒に作るファヴは2005年にスタートし、年に数回、場所を転々としながら上映活動を行っています。DVD の販売も行っています!
http://www.renren-fav.org/main/

「レズビアン・アイデンティティーズ」これ如何に 堀江有里よ洛北出版

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絵本だよ「となりのイカン」「アカン」と「まいね」 中山千夏・長谷川義史

2016年12月13日 | 詠む

「となりのイカン」 中山千夏 長谷川義史  河出書房新社

元気いっぱい、こどもたち。

宝くじが当たったら、百人に配りたいな。一度も買ったことないから、当たらないけど。

イカン、アカン、マイネ、ナラン、イテキ、アンデ、メイヨウ ふふふ

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刑訴法かいあく嫌だ共謀罪 15日だよ内田博文

2016年12月12日 | 詠む

人権と報道・連絡会の山口正紀さんからの情報-----------------

「刑訴法等改悪と共謀罪――えん罪はさらに増える」

 日時 12月15日(木) 18時15分~20時30分

会場 文京区民センター3A会議室(地下鉄春日駅)/参加費 500円

講演 内田博文(神戸学院大学・九州大学名誉教授)

      発言 一木明(今市事件弁護団)

      質疑・討論(国会議員の発言など)

今年5月、盗聴法の拡大と司法取引の導入、取調べの部分録音・録画などを含む刑事訴訟法の改悪法案が、冤罪被害者をはじめとする多くの市民・法律家の強い反対を押し切って強行採決されました。

この「取調べの部分録音・録画」は、冤罪被害者が求めていた「取調べの可視化=全事件・全過程の録音・録画」とはほど遠い「自白録画」であり、冤罪を助長する危険なものであることが、4月に宇都宮地裁であった「今市事件」の判決でも明白になりました。

また、過去3回にわたり、市民の強い反対を受けて廃案になった「共謀罪」の創設法案について、これまでの批判をかわすような条文修正をしたうえで、2020年東京五輪に向けた「テロ対策」を装い、来年の通常国会に提出する動きが強まっています。

この法案も「共謀を処罰する」という法的性質は旧法案とかわらないどころか、拡大・改悪された盗聴法や司法取引とあいまって、捜査機関による監視社会の強化、冤罪のさらなる増加を招く重大な危険性をはらんでいます。

本集会では今般、国家による国民統制のメカニズムに関する大著を出版された内田博文さん、今市事件の弁護人・一木明さんに、刑訴法改悪と共謀罪創設の危険性を話していただき、改悪刑訴法を運用させない闘い、共謀罪を創設させない闘いの力を総結集したいと思います。ぜひご参加ください。

【法律家5団体】社会文化法律センター、青年法律家協会弁護士学者合同部会、日本国際法律家協会、日本民主法律家協会、自由法曹団

【市民2団体】盗聴・密告・冤罪NO!実行委員会、盗聴法廃止ネットワーク

(連絡・問い合わせ先 080-6550-4669)

 内田博文・本

 

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「蜘蛛の巣を払う女」は4作目 あらたな作者ミレニアムなり

2016年12月11日 | 詠む

「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女」 ダヴィド・ラーゲルクランツ 早川書房

第一部『ドラゴン・タトゥーの女』が2005年、第二部『火と戯れる女』が2006年、第三部『眠れる女と狂卓の騎士』が2007年。

またもやリスベットが還ってきた。著者は死んだが、あらたな著者が更に三作を続行するんだ。

はい、パンクス姉さん。またもや、格好いいぞ。無能な警察は役に立たない、むしろ邪魔。ははは。

蜘蛛の巣とは、インターネットのこと。電脳を跳躍するリスベット

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「救援」に名刺広告だすんだよ 救援連絡センターよろぴく! 

2016年12月10日 | 詠む

救援連絡センター 恒例の名刺広告。 五千円✕2マス ことしもやるもん 

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裁判員制度はいらない インコちゃん応援団 らぶっ

 ガサ子ちゃん倶楽部

 
「救援」紙二面の連載コラムも よろぴく 大山千恵子


------------------------------------------------------

林眞須美さん 三浦和義あにきも応援してるよ きっと


 大山  千恵子
 
ブログ「千恵子@詠む」 毎日更新ちゅう


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強面のカナリア鳴きし暴排よ 「ヤクザと憲法」岩波書店

2016年12月09日 | 詠む

ヤクザと憲法 「暴排条例」は何を守るのか 東海テレビ取材班 岩波書店

映画も最高だったが、メイキング分析本も良い。さらに考えさせられる一冊。

------------- 目次 緑字は千恵子メモ ----------------

序章 『ヤクザと憲法』が問いかけるもの 最初と最後はプロデューサーが執筆 格好いいひと(みため)

第1章 組事務所にカメラが入った  33 監督は単なる無鉄砲かと思ったら(というか、映画ではそうとしか思えない)、考えてんじゃん

第2章 ヤクザの日常 84 河野事務局長 なるほど 107 ナオト君 「ヤクザもいる明るい社会」かあ 112 詐欺 窃盗 強姦はNGって一般人より民度が高いな

第3章 「暴排条例」がもたらしたもの 128 子どもの高校の学費が自動引落できない ヤクザの子だと分かってしまう

第4章 ヤクザを弁護してはいけないのか 山之内幸夫弁護士 エピソードが面白い もうこんな弁護士は現れないだろうなあ

第5章 「暴排条例」とメディア「忖度のくに」ニッポン そうなのよねえ(溜息)

終章 『ヤクザと憲法』の果実 176 家宅捜索とカメラ

特別寄稿 ヤクザは絶滅危惧種 安田好弘(弁護士) 183 鋭いなー

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「マルクスの心を聴く旅」どきどきだ 内田樹と石川康宏

2016年12月08日 | 詠む

「マルクスの心を聴く旅 若者よ、マルクスを読もう 番外編  内田樹 石川康宏 池田香代子 かもがわ出版

『「意地悪」する日本』で注目の内田樹なので手に取る。

マルクスなんて知らないけど、おもしろい旅行だなあ。

101 ブリュメール18日、頭にカーンとキックがはいるんだ

122 グリム童話の背景 へー

129 フランクフルト憲法 これも興味深いぞ 第一条に政治亡命者の受け入れを提案したグリム

134 白雪姫は、働け働けカルヴァン派

170 リンカーン 同時代人なんだ 関係あるんだ

236 パブから保険や労働運動が生まれた18世紀末

京都、かもがわ出版ならではの本 拍手 

---------- 目次 --------------------

第一部 ドイツ編 対談1:マルクスを時代背景のなかで読むこと

第二部 グリム編 講演:ドイツ三月革命(1848年)とフランクフルト憲法

第三部 イギリス編 対談2:『資本論』を生んだ地で資本主義を考える

 

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「コンカッション」脳震盪の原作は さらに素晴らし実話なんだよ

2016年12月07日 | 詠む

「コンカッション」 ジーン・マリー・ラスカス 小学館文庫

ウイル・スミス主演の映画も佳品だが、予想通り原作は更に奥深い。

ナイジェリアからの移民医師。巨大娯楽産業のフットボールでの脳震盪、検死医師の実話。

ミステリー良書やスノーデン本に関わっている田口俊樹の翻訳もの。

43 ナイジェリア ビアフラで生まれたんだ

126 死刑囚の無実を証明する医師 かっこいい

138 ピッツバーグ市では、死体安置所(モルグ)に子どもでも入れる 市民に愛着のある場所

167 労働障害 労災

315 パワー・ハラスメント

393 6000人が告訴する大訴訟に

 

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「忘れてほしゅうない~隠されてきた強制不妊手術~」 大橋由香子 9日(金)

2016年12月06日 | 企画

新都心、予約だん。---- 以下、転載

12月9日(金曜日)講演「障害のある女性の健康と権利」(リプロダクティブヘルス・ライツ) 
~DVD「忘れてほしゅうない~隠されてきた強制不妊手術~」をみて考える~

DVD 「忘れてほしゅうない~隠されてきた強制不妊手術~」 (24分)

何も知らされることなく、不妊手術を受けさせられた脳性まひの女性が自分の痛みや辛さを誠実に、時に明るく語るノンフィクション記録ビデオ。優生思想を問うネットワーク制作・著作。

◆講師 大橋由香子さん (SOSHIREN女(わたし)のからだから/編集者・ライター)
【著書】「からだの気持ちを聞いてみよう」(ユック舎)、「キャリア出産という選択」(双葉社)等多数。

こんな本も、あったね。

 

12月2日12月9日(各金曜日)13時30分から15時30分

場所 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)セミナー室
対象

どなたでも

定員 50名(先着順)
参加費 無料
手話通訳 無料 申込時にお申し出ください。
保育 あり 20名(申込順)、申込締切 第1回 11月25日(金曜日)・第2回 12月2日(金曜日)まで
主催

埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)

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「キレる私をやめたい 夫をグーで殴る妻をやめるまで」 田房永子 竹書房

2016年12月05日 | 

「キレる私をやめたい 夫をグーで殴る妻をやめるまで」 田房永子 竹書房

こうなったら、どうしよう。とても不安。

田房永子の場合、赤ちゃんも家族に増えたんだよ。とっても深刻。

苦難の末にゲシュタルト療法に辿りつき、自分の心を理解し分析するさまが漫画で描かれる。

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裁判所・非正規差別...許すなよ メトロコマース座り込みだよ

2016年12月04日 | 詠む

映画にもなってる姉さまがたの裁判、応援しなくちゃ。------ 以下、転載

東部労組メトロコマース支部 非正規差別を許さない判決を求める行動に大結集を!

東部労組メトロコマース支部 

東京地裁は非正規差別を許さない判決を!
12月裁判所前座り込み行動によってたかっての大結集を

東京メトロ駅売店の非正規労働者らでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部が、正社員との賃金差別をなくすために起こした裁判で、いよいよ東京地裁民事36部(吉田徹裁判長)が来春にも判決を出す見通しになりました。同支部は、裁判所が非正規差別を許さない公正判決を出すことを求めるため、12月9日に裁判所前での宣伝行動を皮切りに、12月12日~15日に連続座り込み行動を実施することを決定しました。みなさんのよってたかってのご支援を心よりお願いいたします!

11月2日、東京高裁は同じく労働契約法20条裁判の長澤運輸事件で労働者逆転敗訴の不当判決を出しました。定年前より同一業務でも賃金が下がることが「広く行われていることであり、社会的に容認されている」から賃金差別は不合理ではない、というのが主な理由です。賃金差別の現実を追認し、かつ社会的に容認されているなどと裁判所が勝手に決めつけている判決です。

このような裁判所の理屈からは、正社員と非正規労働者の賃金格差が不合理ではない、という結論が他の裁判でも出かねません。低賃金と差別に対する非正規労働者の怒りや苦しみを背景にできた労働契約法20条を無意味にするものです。ひどい差別が社会に横行しているのなら、それを率先して正すのが裁判所の役割ではありませんか。

メトロコマース支部は、裁判で非正規労働者が正社員と同じ売店で同じ仕事をしているにもかかわらず、各種手当を含めた月例賃金、ボーナス、退職金、果ては残業代の割増率や褒賞(ほうしょう)金の有無にまで格差がつけらていることを明らかにしました。ボーナスや退職金を含めた非正規労働者の賃金は正社員の約半分にすぎないのです。

これに対し、会社側の主な反論は「(正社員と非正規労働者とは)制度が違うから」というものです。しかし、その制度自体が差別だと訴えている私たちにとって反論にはなり得ません。だいたい募集時に「販売員」としてしか案内されず、働いてからも雇用形態ごとの制度すら説明されてこなかった非正規労働者にとって、いまさら「制度が違う」と言われて納得できるわけがありません。

正社員には制度上、配置転換の可能性があると会社側は主張しています。しかし、売店業務に従事する販売員はほとんど配置転換がなされていないのが実態です。例外的なケースや単に可能性だけを理由に、実際に同じ仕事をやっている非正規労働者との間で格差を設けてよいわけがありません。

万が一にも、こんな会社の理屈が裁判で通るのなら、正社員の配置転換の可能性を就業規則に記載しておくだけで、非正規労働者を低賃金で堂々と使うことができるというお墨付きを世の中の経営者に与えてしまいます。これが差別を追認するだけではなく、社会に差別を拡散することになるのは火を見るよりも明らかです。

「およそ人はその労働に対し等しく報われなければならない」として非正規労働者への賃金差別を公序良俗違反で一定是正した丸子警報器事件の判決(1996年長野地裁上田支部)から20年です。東京地裁は、歴史の針を逆回転させるのではなく、社会に広がっている非正規差別を断ち切る判断が今こそ求められています。

吉田徹裁判長はじめ東京地裁の裁判官のみなさんに聞きたい!非正規労働者は賃金が低くても本当に仕方ないのですか。フルタイム働いて月の手取り13万円台というのは正当ですか。住宅手当や家族手当がつかないのは当たり前ですか。ボーナスが格段に低いのは少しもらえるだけでもありがたいと思えということですか。長年働いたのだから退職金がほしいというのはわがままですか。定年退職になった正社員は顔写真付きで社内報に取り上げられるのに非正規労働者は名前すら載らないのは社会的に容認されているのですか。退職時に非正規労働者は花の一輪すらもらえないのは当然ですか。非正規労働者はいつまで我慢しなくてはいけないのでしょうか。

「裁判所は正義を示せ!」の声をあげるため、東部労組メトロコマース支部は来る12月9日(金)の東部けんり総行動として昼12時から裁判所前にて宣伝行動を実施します。その行動を皮切りに、私たちは12月12日(月)~15日(木)の連続4日間、裁判所前にて座り込み行動を決行します。12月15日(木)午後1時15分からは第17回口頭弁論が行われ、同支部の原告組合員が最後の意見陳述を行う予定です。非正規差別を許さない声を、裁判所に集中してください!

【東部労組メトロコマース支部 非正規差別を許さない公正判決を求める行動】

■裁判所前宣伝行動:12月9日(金)昼12時~12時30分

■裁判所前座り込み行動:12月12日(月)~14日(水)8時30分~17時30分
              12月15日(木)8時30分~昼12時

■裁判所前宣伝行動:12月15日(木)昼12時~12時30分

■第17回口頭弁論:12月15日(木)13時15分~@東京地裁7階709号法廷

■報告集会:裁判後に報告集会(場所未定)を持つ予定です。こちらへのご参加もよろしくお願いします。

<連絡先>
全国一般東京東部労組 書記長:須田光照
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org

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猫ばやし「青きドナウの乱痴気」は 良知力かく平凡社本

2016年12月03日 | 詠む

「青きドナウの乱痴気 ウィーン1848年」 良知力 平凡社

STORYBOX大熊ワタルが挙げてた本。異色の記録。

117 暖かい食事を1日に1回もとらず、パンと水だけ 想像を絶する学生の貧しさ

128 職人たちの春 仁義をきる遍歴職人

172 シャリバリ  猫ばやし 独語で、カッツェンムジーク 英語で、ラフミュージックなんだ

217 女だけのデモ

262 良知力が留学してたときの下宿の隣の、おばあさん、障害者のひと曰く「ウィーン子はね、苦しみや悲しみいたいなものはシュトラウスを歌いながらみんな喉の中に流し込むのよ」。

 

 

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寂聴のメタ小説だ講談社 「烈しい生と美しい死を」

2016年12月02日 | 詠む

「烈しい生と美しい死を」 瀬戸内寂聴 講談社文庫

田中伸尚の「飾らず、偽らず、欺かず 管野須賀子と伊藤野枝」を読んだら、女が書くとどうなるかが気になって瀬戸内寂聴のを読む。

東京新聞に「この道」という題で連載されたもの。

巻末に解説 「メタ小説としての回想録」、上野千鶴子の分析が鋭い。表紙は、野枝の孫の絵。

-------- 目次 緑字は千恵子メモ -----------------
 
女性たち はは、偶然キャリアウーマン十人揃ったら、全員離婚経験者
「青鞜百年」
新しい女
道案内
俊子の縁 へー、整形手術してたんだ あとで鼻の色が変わるって、こわいや
かの子
太郎さん
有吉さん
転居
夏の終り
引っ越した家
岡本家
女の自我
定命まで
同郷の人
伊藤野枝 寂聴は野枝が好きなんだろうな いちばん多く割いてる
辻潤と野枝
スキャンダル
五色の酒事件
小林哥津
動揺
女性の力
子より母が大事  子より母(自分) 子どもを捨てることになる
冬の時代
大杉栄
転機
予感
フリーラブ
破局
菊富士ホテル
日蔭茶屋事件
事件のあと
恋の勝利者 辻も大杉も、おしめ洗いしてたんだ えらい
魔子
烈しい生
美しい死
百年後の女の自由 若い女たちとの交流
あとがき
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