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千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「狼」の誕生を知る土曜日は 13日だ虹の彼方へ

2015年05月25日 | 詠む
オープニングの映画にが出てくるという噂がある。-..........................以下、転載。


 
1972年10月23日、札幌の北大北方文化研究施設、旭川の風雪の群像が同時爆破された。何の犯行声明も出されなかった。シャクシャイン謀殺の日に決行されたこの爆破の意味は「説明するまでもない」と。その後、東アジア反日武装戦線「狼」部隊と称する彼らに、名前はまだない。

オープニング● 映画「母たち」より [15分]
僕は1948年6月5日北海道釧路で生まれた日本人です。北海道釧路というのは日本人が名付けたもので、本来そこはアイヌ・モシリと言われていました。つまり僕はアイヌ・モシリを侵略した植民者の末裔なのです……(大道寺将司)

講演● 太田昌国 (民族問題研究・編集者)
   「北海道」【アイヌ・モシリ】に生まれるということ[仮題]

発言● 友常勉(東京外国語大学教員)「日本が滅びたあとで」ほか[予定]

報告●[大道寺将司・益永利明・黒川芳正・浴田由紀子]
     処遇・健康・再審をめぐる状況

2015年6月13日(土曜日)午後5時15分開場/30分 開演 (8時30分頃終了予定)

早稲田奉仕園リバティホール 東京都新宿区西早稲田2-3-1
地下鉄東西線:早稲田駅下車徒歩5分/JR:高田馬場駅から早稲田正門行バスで2つ目〈西早稲田〉下車徒歩1分

参加費/1000円

主催/東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃とたたかう支援連絡会議
連絡先/電話:03-3812-4645(風塵社)/E-mail:sienren@gmail.com

▼以下は2013年に5年連続集会を開始するにあたっての呼びかけです。

■東アジア反日武装戦線の彼らは……1975年5月19日、連続企業爆破事件の容疑者として多くの若者たちが逮捕されました。
 逮捕時に自殺した斎藤和(敬称略・以下同)、日本赤軍のハイジャック作戦により「超法規的措置」として解放された佐々木則夫、大道寺あや子のほか、既に服役も終え社会復帰している人、そして、現在も獄中の4人がいます。
 
 大道寺将司、益永利明(旧姓・片岡)は、8名の死者を含む多数の被害者を出した三菱重工本社爆破事件等を起こした「狼部隊」のメンバーとして死刑判決が確定しましたが、彼らに事件での「殺意」はなかったとして再審請求が続けられています。両名とも近年、健康状態が心配されています。
 
 「さそり」部隊だった黒川芳正は無期懲役判決を受け宮城刑務所で服役しています。判決確定当時は「無期といっても模範囚でつとめれば十数年で仮釈放で出られる」などと言われていましたが、その後の刑法改悪や厳罰化傾向もあり、無期囚の仮釈放はほとんど認められなくなっています。
 
 「大地の牙」部隊のメンバーだった浴田由紀子は、1977年に日本赤軍のダッカ・ハイジャック作戦で解放された後、1995年にルーマニアで身柄拘束、強制送還されて裁判がやり直されました。懲役20年の判決が確定し、現在栃木刑務所に服役しています。
 
■私たちは……私たちは、この逮捕以降、彼らの獄中生活と裁判闘争を支援してきました。支援に立ち上がった者の思いは様々です。彼らの闘いをそのまま肯定するわけではなく、むしろ、批判的に見るとしても、私たちは、同時代を知る者として、国家権力や社会のあり方に対する彼らの異議申し立てに理解、共感できることも多々あったのです。黙って彼らを、彼らが撃とうとした権力の手で裁かせるわけにはいかない。彼らへの弾圧を見過ごすことが、あたかも「大逆事件」後の「冬の時代」の再現に繋がってはならない、と思ったのです。
 
■若い人たちへ……彼らの闘いが私たちに衝撃を与えたのは、単に事件の被害の大きさによるものではありません。三菱事件の前に彼らが準備していたのは、当時、まだ存命していた昭和天皇=ヒロヒトの戦争・戦後責任を問うことでした。彼らは天皇を乗せた列車が通る荒川鉄橋に爆弾を仕掛けようとしたのです。未遂に終わったその作戦は「虹作戦」と名付けられていました。
 
 また、企業爆破事件の際に彼らが出した「声明」は、アジアへの経済侵略のおこぼれにあずかる「日帝本国人」の姿を厳しく指弾するものでした。
 
 マスコミが紹介することはほとんどありませんが、こうした彼らの提起に、自らのありようを振り返らされた人びとは、決して少なくありません。
 今、3・11東日本大震災後の原子力発電事故による放射能汚染が、日本国内にとどまらず、人類の未来に悪しき影響を与え続けている中で、なお、日本政府・産業界は原発を維持しようとするばかりか、ベトナムやインドなどに危険な原発を輸出しようとさえしています。
 
 このような時代にあって、今一度、「東アジア反日武装戦線」が提起していたものを、若い人たちとともに考えたいと思います。
 
■虹の彼方へ……彼らの一斉逮捕から38年目の5月19日が近づいています。この数年、彼らを全身で支えてくれた彼らの家族や友人、支援者たちの訃報が相次いでいます。
 
 私たちの多くは、「死を賭して闘う」ことを英雄視する文化に育まれてきました。しかし、今思えば、それも「生きていることが当たり前」の生命力旺盛な若者の驕りであったかもしれません。
 
 獄中も、獄外も、等しく年老いた危うい日常を生きるなかで、「健康」とは「可能性」に他ならず、「生命」こそ「希望」そのものに他ならないのだと、改めて思います。私たちは、何よりもその「可能性」と「希望」を守っていかねばなりません。
 
 私たちは、彼ら個人の救援・支援にとどまらず、死刑制度の廃止や、無期懲役囚の仮釈放を促進する運動等に取り組んできました。私たちの見つめる方向は間違っていないと信じますが、その展望は定かではありません。
 
 しかし、確実に、浴田由紀子さんは4年後(2017年)の3月に栃木刑務所を出所します。
 
 その日を、獄中獄外、お互い元気に迎えるべく、これから毎年、3月~5月の期間に集い、彼らと私たちの来た道、行く道を語り合い、考えるひとときを共にしようではないか、と、5年連続集会を企画した次第です。
 
 毎年のある1日を、薪のように燃やしながら、命をつなぎ、希望をつないでいきませんか。
 
 思いを共にする仲間たちの参加・協力を訴える次第です。

▼第3回となる2015年は大道寺将司さん、益永利明さんら「狼」の前史をテーマとします。

現在、アイヌへのヘイト・スピーチも横行しはじめ、民族排外主義の動きは眼に余るものがあります。
「日本」社会に住む私たちは、もっと知っておくべきことがあるのではないか……それを知ったうえでこそ「狼」が本当に伝えたかった声も届くのではないでしょうか。一緒に耳を傾けてください。
 
 

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