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無実の死刑囚の 林眞須美さんへ

2014年07月22日 | 芸術
無実の死刑囚の 林眞須美さんへ

 
林眞須美さん できたてほやほや赤い本、さっそく読んだわ。なにゆえ赤かって、あなたの勝負服の色なんだ。二審の判決は出廷する気持ちが全くなかったと。ところが子どもや友人に励まされ出廷することにしたと。06年6月、マスコミや裁判にでる最後の日。堂々とした姿を見せようと、雑誌「創」の篠田博之編集長に真紅のワンピースを頼んだ。しかし中年の紳士には女性の服を探すのが困難らしく、女性編集者に頼んだ。すると、リボンを結ぶ形のドレス。すてきな服だったんでしょう。それなのに、ひもは15センチまでしか許されない。残念ながら女性編集者は、そんな厳しい決まりを知らなかったのだ。日本の監獄って厳しいね。そのかわり真紅のハンカチを左胸のポケットに入れた。これが現在のところ、あなたが大衆の目に触れた最後なのですね。
 
そして09年4月の最高裁判決は、死刑判決。国が殺人をする、とっても重い裁判なのに、本人は出廷させてもらえない。学校で習った三審制って、しっかり三回の裁判をするのかと思ってたら随分と違うんだわ。最高裁判所って最高の裁判をするんじゃなくて紙切れだけなんだ。むしろ、三審目に参加した安田好弘弁護士たちが口頭弁論を開かせたのが特別なくらい。その日、あなたは篠田さん差し入れの真紅の上下トレーナーにTシャツ、ソックスと全て真紅。十時の入浴も真紅の甘い香りのベリー石鹸。ストロベリーだと苺だよね。ラズベリーはジャムを食べたことがある、どちらも甘い香り。その姿で臨んだと。
 
そうか、なるほど。いつもはピンクが好きだけど、挑戦するときの色は赤なんだ。だから今度の本の基調色は赤。
 
そして、あなたの誕生日の七月に大きな集会が毎年ひらかれ、今回は「獄中からの手紙」が出版されたんだ。わたしは誕生祝いに真紅の薔薇の記念切手を探したの。ずばりの図柄がなかったので赤いチューリップの切手。お金が無いから一枚だけ、たくさんの気持を込めて先ほど投函したよ。手紙も許されないなんて酷いけど、せめてできる切手プレゼントは続けたい。
 
本のなかに林健治さんの報告があったよ。夫殺しを企んだ、三女は浮気相手の子どもだとか、検事が夫に嘘八百を吹き込んだんだと。悪女ストーリーを捏造しようとしたんだ。ひどい。マスコミに何度も放映された水道ホースで水撒きしたのも、健治さんがマスコミに頭を冷やさせようと命じたからなのね。

そんな四面楚歌のなかで黙秘を貫いたあなたは、えらい。自供もないのに、状況証拠だけで死刑なんて許せない。

あらたに科学鑑定、例のスプリングエイト・ヒ素鑑定に大きな疑問が出てきてる。あなたを再審で奪還しよう。そして、あなたとハグしたい。
 
林眞須美・篠田博之ほか和歌山カレー事件 獄中からの手紙 創出版 千円+税
 
クリエイティブ・コモンズにて、転載。救援連絡センター発行「救援」紙の、2面の連載コラムに載せる筈だが14字×88行だから少し削らなきゃ。

お誕生日に合わせて早めに出しちゃおう。「救援」紙の次号発行は8月10日ね。
 
 
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