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姜徳景 「“記憶”と生きる」記録なり 土井敏邦・大月書店 

2015年07月22日 | 詠む

『“記憶”と生きる  元「慰安婦」姜徳景の生涯』 土井敏邦 大月書店

筆者の監督したドキュメンタリー映画の第二部のときに詠んだ歌は、「絵のなかに苦しみ悩み希望など したためたるは姜徳景と」

さらに本書を読んで、知りたかった。

ナヌム(分かち合い)の家に暮らすようになるまで。そして、その後。

可愛らしい顔の姜徳景(かん・どくきょん)さんが、どんなにか辛い暮らしをしてきたのかが詳しく描かれている。

15歳のとき騙されて女子挺身隊に入り、富山県の軍事工場に送られる。逃亡して憲兵に捕まり、強姦される。送られた「慰安所」は、地下大本営の建設が進められていた長野県松代町。なんということだ。

敗戦直後に、船で帰国する途中、妊娠していることを知り、入水自殺を試みようとする。「未婚の母親」となり、まだ二歳になったばかりの息子をキリスト教会の孤児院に預けた。その後、肺炎でなくなったことを知らされる。

その後、飲み屋の従業員、経営者、米軍基地での運転手、ビニールハウスでの農業労働者など仕事を転々とする人生。そして最期。

------------- 備忘メモ -----------------------------------
 
92 ストックホルム症候群 角田由紀子弁護士
 
208 瀕死の状態で、パスポート探して日本に行こうと
 
228 でたー。 池田浩士が批判してたヴァイツゼッカー 荒れ野の40年
 
------------- 目次 --------------------------------------
 
はじめに

第1章 ナヌムの家
死の床/姜徳景との出会い/撮影開始/ナヌムの家のハルモニたち/ナヌムの家の日常生活

第2章 女子挺身隊
少女時代/「女子挺身隊」の痕跡/寄宿舎生活

第3章 「慰安所」生活
強姦/「慰安所」/再訪/解放と妊娠/出産

第4章 悔恨
帰郷/子どもの死/屈折した加害者への心情/「コバヤシ」捜し

第5章 求婚の拒絶
弟・姜炳熈/求婚を拒む秘密/自殺未遂/米軍基地での仕事

第6章 同棲
ソウル上京/隠された同棲生活/愛人の死と堕落/封印されたもう一つの「同棲生活」

第7章 告白
荒んだ農園生活/初めての告白/元「慰安婦」としての申告

第8章 金順徳
金順徳の「慰安婦」生活/〝申告〟の逡巡/自尊心

第9章 「償い金」
ナヌムの家の不協和音/「慰安婦」問題のシンボル

第10章 伝達と表現
ドキュメンタリー映画『低い声』/絵画で訴える元「慰安婦」

第11章 最期
肺がん末期の宣告/ナヌムの家再訪/最後のたたかい

あとがき 

 (写真の撮影者は、安世鴻

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