千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

「うりずんの雨」は 血の雨 涙雨 礎の魂 呼び起こす雨

2015年07月19日 | 詠む

ドキュメンタリー映画「沖縄 うりずんの雨 戦後70年 沖縄は問いかける」

題名の短歌は、映画のなかの歌から。下の句の礎は、いしじと詠む。

「うりずん」は、潤い初め(うるおいぞめ)が語源とされ、冬が終わって大地が潤い、草木が芽吹く3月頃から、沖縄が梅雨に入る5月くらいまでの時期を指す言葉。

4月1日から始まった沖縄地上戦がうりずんの季節に重なり、戦後70年たった現在も、この時期になると当時の記憶が甦り、体調を崩す人たちがいることから、沖縄を語る視点のひとつとして、本作のタイトルを『沖縄 うりずんの雨』としたとのこと。

 第1部 沖縄戦

 第2部 占領

 第3部 凌辱

 第4部 明日へ

50年に海兵隊員だったダグラス・ラミスは、大学に堕ちた米軍機について鋭い分析をする。実は30年前に彼の『イデオロギーとしての英会話』を読んで、アジア太平洋資料センターでダグのクラスを受講したんだったわ。

石川真生が墜落当時の写真を取った様子、なぜ写真を続けたかも現れてくる。

確か前作の「ゆんたんざ沖縄」の頃、スーパー経営者として商工会議所のホープでもあった知花昌一読谷村議員。いま知花一昌僧侶が、たいせつに保管した「日の丸」を手に語る話も、重い。聞くべき言葉。

戦争の圧倒的暴力。兵士からの暴力、兵士間の暴力。暴力の連鎖が、よく分る。

ジャン・ユンカーマン監督の2時間28分、渾身の作。現時点での最高作。

いま、まさに観るべき映画だ。

岩波ホールほか全国上映中。

 

Comment   この記事についてブログを書く
« 美濃加茂市・安田弁護士・福... | TOP | 新宿ベルク開店25周年記念イ... »
最新の画像もっと見る

post a comment