千恵子@詠む...................

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「裁かれた命 死刑囚から届いた手紙」 堀川惠子 講談社文庫

2016年02月14日 | 

「裁かれた命 死刑囚から届いた手紙」 堀川惠子 講談社文庫

2012年に単行本では 「死刑囚からの手紙を切っ掛けに 22歳の過去と其の後と」と詠んだ。

このたびの文庫化で加筆されたので、改めて再読。新たな思いで読んだ。

まるでミステリーのように、彼の生と死が紡がれていく調査ドキュメント。やはり堀川惠子は、ただものではない。

「彼ははたして死に値する極悪人だったのか。40年目の疑問が私たちに襲いかかる。」――高村薫の推薦の言葉。

----- 目次 緑字は千恵子メモ -------------

第一章 検事への手紙

24 帝銀事件を落とした凄腕刑事

29 事件から4日後、令状なしの逮捕。

第二章 長谷川武の足跡

57 同級生の記憶

第三章 死刑裁判

80 死刑事件の確定訴訟記録の閲覧 不許可処分の取り消しを求める準抗告 石塚伸一・龍谷大学教授 最高裁

第四章 弁護士への手紙

138 戦中、不敬罪で中野正剛代議士を勾留しろ...に対して、不逮捕特権にて抵抗した検事だった

145 尾崎秀実・死刑囚の変貌

162 暖かいまなざし

177 相手の話をただ聞く「吸い取り紙」を求めていた...

第五章 第三の人生

187 「犯罪日記」を書いた理由

203 情状として有利に取り扱われるべき要素が、逆に犯罪の一因と見なされた

216 判決訂正申立 裁判長が被告人のいる法廷で、弁護人に「片付けてしまいましょう」と発言 とても嫌な気持ちと申立

第六章 文鳥と死刑囚

234 独房の中の小さな命、文鳥

244 母に送った写真 当時は死刑囚への配慮にあふれてたんだ

250 野球、極刑のものには毎月三回 これも当時の緩やかさ
 
259 拘置所にとって最大の懸念は「自殺」 脱走よりも重大な失態
 
第七章 失敗した恩赦

279 検事の安否確認 死刑を求刑した検事が恩赦を

311 自ら志願して、別の死刑囚の死刑執行に立ち会う

第八章 母と息子

328 バラバラになった家族

351 ほこりまみれの食卓

第九章 罪と罰

390 最後の母との面会 寝ずに手紙を書いた いまは、そんな処遇はない

第十章 母の死

407 死刑が執行される前の日、「すべて私が悪いのだ、この子は何も悪くない」と息子の体にしがみつき離れようとしなかった母は、八年後に自殺していた

終 章 裁かれたのは誰か

425 平等山福祉寺の野鳥たち

そして、私たち

430 NHKのETV特集

文庫化によせて

433 単行本から半年後に、元検事は弁護側の証人にたつ 検察は国家公務員法第100条(守秘義務)違反にあたるとし、出廷を阻止しようとした

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1 Comments

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日本に不敬罪は事実上もう存在する (芋田治虫)
2019-10-24 22:44:29
https://youtu.be/Xwjg9jGcOuw
https://youtu.be/0-PHAszxmlY
https://youtu.be/ELn_hUc-WTg
https://youtu.be/ZusoeiK51hw
「ムッソリーニ万歳」
こういっただけで逮捕される国があったら、その国末期。
どういう体制で、どういう政策をしようが、その国の終わりは近い。
枢軸国のどの国よりもひどい。
事実上の不敬罪が、既に存在する我が国に無関係の話ではない。

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