千恵子@詠む...................

リンクにて開く世界は万華鏡 あれやこれやと交差の果てへ

しもやけの房子さん

2011年01月30日 | 

寒波である。例年になく寒い日々が続く。

先日は、高級労働者には暖房器具の配慮があり、一般労働者にはないという肌寒い事業所のことを書いた。毛布を被ってパソコンに向かう女性事務員がいる話だ。

こんどは、毛布を被ることも...ままならないひとたちの話。

八王子医療刑務所に収監されている房子さんから「オリーブの樹」第103号が届いた。

彼女は小腸癌抗癌剤治療を受けているが、寒さに関する記述が余りにも酷烈なので、以下に抜き書きする。

12月1日 防寒対策を改善するよう要請。襟のあるパジャマやジャケット、カイロ使用許可に関しては、全国一律受刑処遇でやっているので、それに沿うこと、一般社会と違うので頭を切り換えなさいと却下。

12月10日 新品の毛布が一枚配布され安眠できるようになりました。これまでの毛布は清潔なのかもしれないが、平成8年平成12年と古いためか、すごく臭く、寒くても首のところまで毛布を持ってくると臭うので、寝付くまでが大変でした。昨夜は首のまわりに掛けても臭わず安眠。ホツ! 寒いため靴下3枚はいても足・手冷たくて、すでにしもやけになってしまいました。血圧は上がるし、病院に来てしもやけまで・・・・・・。

12月13日 診察時にDr.にしもやけをみてもらいました。そして東拘では血圧は高いほうが110-130台だったのに、八王子に来て140-180台になり、体温も36度台が35度台になっていて、病院に来て悪化していること、防寒環境の基準値を再考してほしいと話しました。すでに「処遇」の方では却下されていますが訴えました。

Dr.も困っていて、処遇の防寒基準には口出しはできないのでしょう。凍傷軟膏をしもやけ用にだしてくれ、降圧剤を必要なら出しましょうと言ってくれますが、病室の寒さを改善してほしいと言いました。Dr.によるとスチームはこの施設の「定点観測点」で4度以下になったら病房にもスチームが入るらしいけど、なかなか4度いかにはならないらしい。それも10度を基準にしてほしい。診察室などは暖房ですが、病房はあまりに寒い。病人がすごせる環境にしてほしいですが、弁護士や外から相談する以外ないのかもしれません。

1月2日 (食事や文書作業) 首にタオルを巻いたり、スツールにタオルを巻いたりは禁止。毛布を腰に巻いたりはいけないが、四つ折りにして膝の上に乗せるのだけ許可ときびしい。床やドアからの冷気のために、手足はしもやけになってしまうのです。

1月7日 (これまで北向き、引用者註) 南向きの部屋に替わりました。あまりにもしもやけなので、処遇の方で考慮してくれたのでしょうか。けれど、他の患者さんも北側の人は大変でしょう。

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1月14日 (面会者の文章) 椅子から立ち上がり両手のかなりひどいしもやけを見せながら元気に退室でした。

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これが医療施設だろうか。しもやけは悪化したまま治っていないようだ。

部屋を暖かくして、みかん(ビタミンC)を食べて、ワセリン(でなくとも保湿するもの)を付ければ...自然治癒に向かうものを....寒いまま凍傷軟膏(ステロイド剤入ってる?)というのは、拷問だよ。

北側の病室のひとは、もっと辛い思いをしているのだろう。

 

 

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4 Comments

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4度って (こーいち)
2011-01-31 10:47:20
ほとんど野宿と同じじゃないの。
これで病室とは…。
でも、一般の監獄は全く暖房無いのでしょ。人権問題とは思わないのだろうか。
4度なの (ちーいち)
2011-01-31 21:43:09
誤入力かと思うでしょ。しっかり「4度」なの。

人権問題というより人道問題の域に達している。
ひどい (イビル)
2011-02-04 09:30:16
アムネスティとかに訴えられないんですかねえ?
むごい (千恵子)
2011-02-04 20:56:53
アムネスティに訴えることは、できるでしょう。

わたしは、わたしなりのやりかたで改善しようと思う。これが、そのひとつ。

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