20代否認の彼は拘置所で 凍死するなり是も獄殺
拘置所収容男性の死因は「凍死」――神戸地裁が国に賠償命令 週刊金曜日9月29日
>容疑を否認していたが、神戸拘置所に拘留されていた〇六年一月七日、独房内で死亡した。男性が日誌に「こごえそうだ」などと綴っていたことや、医師が「手の指が凍傷になっている」と話していたことなどから、母親が「職員が適切な処置をしていれば息子は死ななかった」として、提訴していた。
まえに丸岡修さんの死に対して獄殺だと書いた。これもそう。獄「死」というより、獄「殺」と呼ぶべきだ。
>裁判長は(1)検視では腸の温度が命にかかわるほど低い(2)死亡する前日から独房の窓が開けたままで独房内は氷点下になっていた、などと凍死を認定。さ らに、男性は数日前から衰弱でほとんど動けないのを職員は監視カメラで見ていたのに医師に診せるなどの適切な処置を怠ったと指摘した。
数日前に悪徳企業すき家の強盗について詠んだ。ひとり勤務している労働者のことに思いを馳せてしまう。
この事件では、そんな先輩看守のもとで働く新人達のことを思ってしまう。もの言えぬ職場なんだろうか。多勢側につかねば、生きていけない社会なのか。殺人官庁・法務省矯正当局。