チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

雲霧仁左衛門/本

2020年10月23日 | 
著者:池波正太郎(新潮文庫)

実は、この夏たくさん本を読みました。
柚月裕子さんや川瀬七緒さん、東野圭吾さんなどなど。
宮部みゆきさんの杉村三郎シリーズを読み返してみたり。
杉村三郎を読むと、ドラマ化主演の小泉孝太郎さんのイメージがどうしても浮かんでしまうんですけど、それもそのはず、なんと宮部さんが小泉さんを指名されたそうなんです。どうりで、イメージにぴったりだと思ってました。

あ、横道に逸れてしまいましたね。
今回、久々に時代物を読んでみました。
いや~、池波正太郎ワールド。最高ですね。
物語の世界にぐんぐん引き込まれてしまいます。

雲霧は盗みの掟 三か条 殺めず、犯さず、貧乏人から奪わず を守る本格派の盗人だ。
狙うは名古屋の豪商・松屋吉兵衛。その金蔵には二万両に及ぶ財貨があるともうわさされる。
雲霧はこの金を支度金として最後の大盗みを働いたのち、配下に引き金を渡し、盗みの世界から引退しようと考えていた。
配下七化けのお千代を引き込み役として、吉兵衛の女房とすることに成功する。
だが、火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の動きや、盗人櫓(やぐら)の福右衛門の横やりを察知した仁左衛門は、配下の者でさえもあっと驚く急盗み(いそぎばたらき)をやってのける。
ところが、盗み金は予想を下回る五千両ほどであった・・・

読者はかっこいいダークヒーロー雲霧を応援したくなります。火付盗賊改方の包囲網から逃げおおせて欲しいと願ってしまいます。とはいえ、そこは泥棒なわけですから、正義ではありません。
その辺りを池波さんは見事に描いてくれました!

NHKでドラマ化された仁左衛門役の中井貴一さん、よかったですね~
火付盗賊改方長官・安部式部役の國村隼さんもかっこよかったです。


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6 コメント

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チエちゃん様へ。 (りくすけ)
2020-10-23 11:37:30
お邪魔します。
池波正太郎氏の雲切仁左衛門、面白いですよね。浅田次郎氏の天切り松 闇がたりシリーズもおすすめです。好き嫌いはあるでしょうが、まだ未読なら一度おためしを。

あ、ゾウの時間、ネズミの時間。
僕も好きです。
>りくすけさん (チエ)
2020-10-23 12:08:49
おススメ本ありがとうございます^^
浅田次郎さんは、「ぽっぽや」くらいしか読んでいないのですが、読んでみますね。
池波正太郎 好きですね。 (桃子)
2020-10-24 01:34:43
池波正太郎は 大好きでした。
梅安シリーズから惹きつけられて 昔よく読みましたねえ。
エッセイも好きで、彼のオススメのお味噌汁ですが、焼売を入れるというもの。今日 お昼に作って食べたばかり。美味しいので時々作ります。冷凍のえび焼売で。

お母様、施設に落ち着いて 本当によかったです。プロの方にお任せして チエちゃんのペースでお母様を応援してあげたらいいですね。チエちゃんの人生をまず楽しんで!
>桃子さん (チエ)
2020-10-24 19:52:17
優しいコメントありがとうございます。
池波さんは食通でも有名ですね。
へえ~、お味噌汁に焼売ですか?
えび焼売なら納得できます!
今度、やってみますね。^^
私も愛読、池波正太郎さん (郷が杜)
2020-10-25 12:24:50
「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」その他、読みました。
中でも、剣客商売の秋山小兵衛が好きでした。ブックオフからもらった著作一覧をチェックしながら読んでました。エッセイ集もたくさんあり、これから読む分も取ってあります。
>郷が杜さん (チエ)
2020-10-25 19:17:15
池波さんが好きな方が多いですね。
「剣客商売」と「仕掛人・藤枝梅安」はドラマで見るだけでしたので、今度読んでみようと思います。おそらく、ハマりますね。
コメントありがとうございました。

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