瞠目雨水

世界を概観した上で観察し発見に驚く(=瞠目する)。そして瞠目するに相応しい対象ばかりで溢れているというこの現実世界に生き

午後いっぱいの無明

2016年10月29日 23時31分42秒 | 詩編
 広がる青空を
 サラダボウルに映して
 ドレッシングをテュルテュルと
 流し入れ
 
 世界を
 今真っ白に
 ほお紅けちらすように
 塗りたくりました
 
 僕には
 彼女の声が聞こえない
 何でって?
 僕は僕の耳をふさいでるから
 どこまでも
 その声が聞こえない……

 「あなた、そこのパンケーキは彩乃のよ!」

 僕は、いつまでも、暗黒の宇宙で
 遊泳中。
 
 「誰のパンケーキだか、知らねえが……。俺には、俺の流儀ってもんがあるんだ。」

 聞こえないはずだが、なぜか応えている。
 
 耳の塞ぎ方が足りないのか?

 「というか、これ、パンケーキじゃなくて、フレンチトーストじゃね?」
 
 午後三時のおやつの時間は、
 無明だ。
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