チコ屋

*無断リンクは不可です*

日本語が出てこない

2007年11月11日 02時49分55秒 | 心に移りゆくよしなし事

「邯鄲(カンタン)の歩み」ということわざがあります。
意味は、「昔、邯鄲の国をあこがれている青年が、邯鄲の国の人々の歩き方を習いに行った。だが、その人々の歩き方を覚えないうちに、自分の今までの歩き方も忘れてしまい、遂には、歩きもならず、はって国へ帰ったという故事から。自分の本分を忘れ、やたらと人まねをしようとすれば、結局どちらもものにならず、それまでの自分の物まで失ってしまうことの戒め。」というものです。

私、まさに今その状態。
日本人とほとんど話さないので、日本語がうまく出て来ません。
ちょっと複雑な事象を説明しようとすると、言葉につまってしまいます。

だからと言って、英語も別にNative並なわけではありません。
生活に支障はないけど、
「これってなんて説明したらいいのかなー」と迷ったりします。

日本語も英語も中途半端。
まさに邯鄲の歩み。
子供の頃読んでいた「まんがで学ぶことわざ辞典」の挿し絵の「地を這う中国人の図」に自分を重ねるのでした。

追記:TOEICのスコアの一番上の「860点以上」のランクって、「Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。」って書いてあるけど、100歩くらい隔たりがあるよ、って思います。970点以上くらいだと「英語ができる人」っていっしょくたにカテゴライズされるような気がするけど、そのカテゴリーの中でもすごく出来不出来の差が大きいと思います。970点以上でも、「ビジネス上全然使えない」というレベルから「Nativeとがつがつネゴが出来る」というレベルまでありますよね。970点とっても「本当に仕事で通用するレベル」ってまだまだ遠いんじゃないかと。多分、とりあえず入り口に立てた、くらいのレベルですよね。こんなこと書くと嫌われるかもしれませんが、自戒も含めてです。