季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

元旦

2009-01-01 22:24:28 | 食べ物 Eat
家族で迎えるお正月。
暗いうちから友達と自転車で山に登って初日の出を拝み、初詣をしてきた息子の帰りを待って。
参詣のしるしの笹の小枝が輝かしい。
朝は軽くお雑煮とお節。

去年このブログに乗せた「黒豆の炊き方」の検索件数が年末に一気に跳ね上がる。
goo検索でなんと10位だった。
祖母の作り方でたくさんの人が豆を煮ているかも、と思うとうれしくなる。

元旦は親戚とたくさん食べるので、家では少しずつお皿に乗せて。

       

お節はしみじみと美味しい。
うちのは京料理っぽいです。
薄い色と薄い味。
雑煮は昆布と鰹の出汁、白味噌に千六本の大根と金時人参。紅白の伸し餅を切ったものを焼いて入れる。
受け継いだ味。

改まった空気の中、新年の挨拶をする。
夫がそれぞれに一言ずつ新年の言葉を述べる。
それぞれが今年の抱負を述べる。

私は、まず自分の健康。それから家族の土台をしっかりとする事。
大きくふんばり成長する子供たちの追い込み時期だから。
それから手仕事。自分の作品作りも、たくさんの人たちとの手仕事も大切にしたい。
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新年を迎える

2009-01-01 21:05:47 | 季節 Season
       明けまして おめでとうございます。 2009

         

いつも楽しみに見てくださっている方々、たまたま検索でかかって訪れてくださった方々
見てくださる事が力になります。
一年間ありがとうございました。

今年もつたないながらも日々の暮らしや思いを綴って行きたいと思いますので、よろしくお願いします。

                 

年賀状のモティーフは牛に乗った少年。
これはいくつかの原案が混ざってできたものです。
丑年にふさわしいモティーフはないかと考えて、まず思いついたのがインドの聖なる牛。 →牛はインドの牛にしよう。

それで次に思い出したのが大学の宗教学の授業で繰り返し聞いた「十牛図」と言うもの。その時はよく分からなかったんだけど、調べてみたら禅宗の逸話らしい。
失った牛を少年が探す。それを見つけて手なずけ、家につれて帰ると言う話。
牛とは「自分の真の姿」らしい。 →笛を吹く少年を牛の背に乗せよう。

それとこのごろ興味があったモンゴルの放牧民。 →服装はモンゴルの遊牧民で。

そうやって出来たのがこのニードルフェルトの作品です。

十牛図の中では第六図の「騎牛帰家」と言うもの。
牛と一体になって背に乗って笛を吹きながら家に帰るところです。

自分の今の状態を考えるとなんとなくこんな感じ。
ドクターシュタイナーは「人は7年周期で成長をし、それを3回で成人になる。」と言ったけれど、その一まとまりが2回。親に育ててもらって体が大人に。それから自分で自分を育ててもう一つ大人になったと言う感じです。

血眼になって何かを探すとか、必死になって何かをどうにかしようとか
そういう時期はもう過ぎた気がする。
今の自分の仕事も家族も周りの状況も自分の本来の姿としっくりと来る感じがして穏やかな調和の取れた暮らしだと思う。
それでこの第六図だ。

今この作品を部屋に飾っていますが、いつ見ても部屋に笛の音が響いているような気になる。
のんびりした感じが好きです。

それでも十の内まだ六。
十牛図で見てもらったらわかると思いますが、この後の展開は私も体験したことがないし、想像しようとしても出来なさそうな抽象的なものです。
そこに進んで行くのか、また別の意味で前の段階を体験するのか
なんて哲学的な考察をしてみている新年です。




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