Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

ステップ王子

2014年02月11日 | Jazz CD

満を持して、Tal Farlow の登場どえす。

ワテが ”合う” と思った (今のところ)最後のジャズ・ギタリストなんス。

 

The Swinging Guitar of Tal Farlow / Tal Farlow

★★★★

 

#1 Taking a Chance on Love

#2 Yardbird Suite

#3 You Stepped out of a Dream

#4 They Can't Take That Away from Me

#5 Like Someone in Love

#6 Meteor

#7 I Love You

Recorded: March 1956

 

Tal Farlow (g)

Eddie Costa (p)

Vinnie Burke (b)

 

LP7~9 枚とかの集合体ジャズ CD なんぞも、安く手に入りやすが、どーも性格的にダメで ¥と場所を喰いやすが、基本、一枚毎コツコツ買ってやす。

今回は、 『Tal Farlow Three Classic Albums Plus』  を買いやした。

アルバム 『Autumn in New York』  が、入手しづらかったりするもんで。

アルバム  『Tal』 も入手したことやし、オリジナル・アルバムどおりの収録曲、曲順で、レビューしてみまひょか。

 

Charlie Christian の洗礼を受ける。

'50年代のニューヨークにて本格的な活動を開始する。

など、Jimmy Raney との共通点もありますが、ともに ”流麗” な演奏スタイルながら、

”やさしさ” 溢れるスロー、ミドル・テンポをメイングラウンドとしたジミーに比べ、タルのギターが本領発揮されるのは、アップ・テンポ曲。

#1 から #2 へ、ホップ、ステップした後は、#3、#6、#7 がファストな曲。

合間に、陽性なミドルテンポの、#4、#5 を織り込む構成。

 

モチ、ただ速いだけやなく、止めどないフレーズの雨霰は、とても感性、ヴァリエーション豊かで、飽くこと知らず。

天才性は、ウェスと双璧ではないでしょか。 

 

フロントに Charlie Christian Pickup、リアに P-90 を載せた Gibson es-350 を使ってたみたいですが、

フリッツ・フォン・エリック並みの巨挙が生み出す そのサウンドは、とにかくパワフルパーカッシブ

朴訥とした生々しく野太い音

流麗なだけやなく、音が踊りまくってますわw 

ワテは、

”ジャズ界のブラインド・アーサー・ブレイク”

”ジャズ界のステップ王子”

と勝手に呼んでやすw

ブライド・ブレイク同様、そのテクニックは、あくまで人を笑顔にさせる種のもの。 コレ大事w

 『Autumn in New York』  風のイントロと、キャッチーなテーマが めちゃ暖っかい #5 とか、大好きやなw

 

共演の

エディの 金属的な音で奏でるストロングかつパーカッシブなピアノはタルに負けずに、才が迸ってるし、

(#3とか、スゴ杉ww こげなピアノ聴いたことねぇーーww この夭折のピアニストも大好きなんで、機会があれば)

ヴィニーのベースも弾みまくりw

 

聴き終わって初めてドラムがおらんのに気づいたわ...


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