Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

小春日和

2013年09月29日 | Jazz CD
作品毎、CD を持っておきたいとこでやすが、現在、 『In Three Attitudes』 が入手不可なようなので、
『Jimmy Raney featuring Bob Brookmeyer』  と カップリングされたこの CD を買いやした。
オリジナル・アルバム毎のレビューをいきやす。 まずは、

 

Jimmy Raney In Three Attitudes / Jimmy Raney

★★★★

Attitude 1:  #1,#4,#8
Bob Brookmeyer (v.tb)
john Williams (p)
Jimmy Raney (g)
Red Mitchell (b)
Osie Johnson (d)
May 14, 1956 NYC ABC-Paramount

Attitude 2:  #3,#6
Al Cohn (ts)
John Williams (p)
Jimmy Raney (g)
Whitey Mitchell (b)
Jack Edie (d)
May 23, 1956  NYC ABC-Paramount

Attitude 3:  #2,#5,#7
Hal Overton (p)
Jimmy Raney (g)
Red Mitchell (b)
Osie Johnson (d)
Jun.15, 1956 NYC ABC-Paramount

 

#1 『So in Love』
ここでのジミーのソロは、例のToneを絞った、重みのあるメローな音。
流麗に歌うソロはもちろん、ボブのスモーキーなトロンボーンに絡むユニゾンやオブリなんかでも、パステルカラーの立体感を齎している。
この曲もとはバラッドらしいですが、ここでは、なかなか奥深いアップ・テンポな仕上げに。
レッドのベースも効いている。

#2 『Indian Summer』
彼の地の「暑さのブリ返し」よりも、本邦の「小春日和」のイメージが合う牧歌的なナンバー。
ジミーのやさしいトーンがよく合う。
ここでは、ちょいとギターのトーンを上げて、高音のエッジをクッキリと。
この曲でもレッドのベースがよく歌ってる。

#3 『Fanfare』
ボブの作曲ですが、ここではアルの柔らかくお洒落なテナーをフューチャ。
ここでも、ジミーの流麗なソロと、テナーとのユニゾンを味わえます。
ジョンのピアノ、オシーのシンバルもええ。 コンボの一体感が爽快。

#4 『Last Night When We were Young』
このうえなく、ムーディーなスロー・スウィング・ナンバー。
ボブの穏やかでスモーキーなトロンボーンの名演に、滴るようなトーンでノッかるジミーのオブリ、ソロが秀逸。
このテの曲を演らせると、ジミーの右にでるギタリストはいねぇ~w
歌うレッドのベース、オシーのブラッシング・ワークも変わらず効いている。

#5 『On the Rocks』
ええタイトルやなw
なるほど、ホーンがいないときは、高音のエッジで曲にアクセントを付けてるんスな。
相変わらず歌うレッドのベース。 軽快なオシーのブラッシング。
このリズム隊の相性は、最高やな!

#6 『Passport to Pimlico』
再びアル登場で、グッとスウィンギー&スタイリッシュに。
ステディなリズム隊も手伝い、コンパクトな一体感が。

#7 『Strike Up the Band』
この位置に、こーゆードライブする曲をもってくるとこが憎いねぇw
ジミーが、ときに聴かせる 前ノメリぴっきんぐ が、曲に疾走感を齎している。
走る走る オシーのブラッシングに、まだまだ歌うレッドのベース。

#8 『Up in Quincy's Room』
オシーのスティック・ワークでスタートするマイナー調のかっちょエエ曲。
ボブのトロンボーンが堪らん。 2コーラスのソロも見事。
アルバムのアタマとケツになんとも奥深いナンバーを配置したなぁw
あ、クインシーって、あの Quincy Jones のこと。
最後まで歌いきったレッドのベースww

 

Attitude 1 が一番エエと思いやすが、セッション毎、見事、三様の作品群に仕上がってますな。

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ♪パリの散歩道にぃ~はぁ~♪ | トップ | 最高のフルアコ・サウンドと... »
最新の画像もっと見る

Jazz CD」カテゴリの最新記事