まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

ぼくはひまわり係

2019-08-05 19:13:37 | 日記
7月下旬のこと。
同僚さんの車に乗りながら
前日の出来事を聞いた。

同僚さんの息子さん、小学1年生。
初めての夏休みに入る直前
同僚さんは先生と面談しに学校へ。
帰りは息子さんの育ててる植物の鉢を
持ち帰る。これを夏の間お世話して
観察日記を書くのが宿題。

息子さんの名前の鉢を見つけるも
さて、芽も何も出ていない。
息子さんに夕方それを指摘すると
普段滅多なことでは泣かない彼が
号泣したという。

曰く、芽吹いた頃に土砂降りの雨をくらい
流されてしまったようだ、と。
でも先生が怖くてそれが言えなかったそうだ。

宿題もあるからさ、もう一度種が欲しいと言えば?
と促したが、それはどうしてもどうしても言えないと。
お願いだから連絡帳書いて、と懇願され
同僚さんは仕方なく先生にメッセージを書いたそうだ。

もし、種がもらえなかったら適当に朝顔とか蒔こうよ、
というと
ダメだよぼくはひまわりの係なんだから
ひまわりでなきゃ、と涙目で訴える息子さん。

あまりにも気の毒で、わたしは
余計なお世話だけど
もし先生から種を一つしかもらえなかったら
同じものを店で買って、できればいくつかのプランターに分けて
スペアをたくさん作った方がいいですよ、と言った。
それは気づかなかった、と同僚さん。

そして本日、後日談。
連絡帳を見た先生は、「しまった」という顔をして
「何の種だっけ?」と息子さんに確認し
ひまわりの種を3粒くれたそうだ。

もしアドバイスもらってなかったら、同じ鉢に3点で撒いてたかも。
念の為1粒だけ鉢に蒔いて、残りは手持ちのプランターに蒔いたんだけど
プランターの方だけが芽が出た。鉢の土のせいですかねえ。
と、同僚さん。

観察日記は2枚書くので、とりあえずここで1枚書きなよ、と
プランターから芽を1つ鉢に移して記録。
ちょっと元気なくなってきたけど、まだもう一つあるから安心、だって。

ラディッシュに苦戦してるわたしが言うのもアレだけど
植物を育てるって単純なことじゃないし
なんでわざわざ数種類の種を用意して子供に選ばせるのかも
わかんないし(朝顔にしておけばいいのにさ)
ましてや悪天候の中、子供達の鉢がどうにかなってないか、
見回ったりしないのかしら、先生。

息子さんのひまわりがどれかひとつでもいいから
花を咲かせてくれるように
心からお祈り。

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