12/16(金)ツレと『旅立ちの日に』と言う本を持って富津市の金谷付近を散策しました。この本に出て来る金谷を撮影して回ったのです。
浜金谷駅から石の刻道を鋸山ロープウエーに向けて進むと、国道127号内房なぎさラインと合流します。合流地点の民家には「かじや旅館」やピッツァ・ゴンゾーの案内板や広告が貼られています。
国道の歩道を渡ると金谷漁港です。漁港の突堤にはトビがとまり、その向こうには綺麗な富士山が見えていました。(トップの写真)
漁船が沢山係留されています。その中で元漁師と思われる老人が、ひなたぼっこをしていました。漁港に沿って127号線を浜金谷駅方向に進むと漁協の荷捌所です。
昼近い時間なのでここには誰もいません。空ですが、魚を入れる面器が沢山並んでいました。兵どもが夢の跡といった感じです。
また荷捌所の柱には、原産地 東京湾 天然物 と書かれた板が貼ってありました。ここから出荷する魚貝類の品質に絶対の自信を持っているからでしょうか。
漁港の側には金谷川が流れています。そのため大きな砂州が出来ており、そこにシラサギがおりてきました。しかし私たちを見ると一瞬で川に架かった橋の向こう側に飛んで行ってしまいました。
川岸から鋸山方向を見ると、山裾にへばりつく様に漁村や漁船が在るのが分かります。川本三郎が南房総の海は火の見櫓の上の海だと書いたのが良く分かります。
浜金谷の駅近くまで来ると、金谷ではよく知られた「さすけ食堂」が見えてきました。黄金アジフライの名店です。今日も行列が出来ています。
またこの反対側には古民家カフェの「えどもんず」があります。2019年の台風で家屋が破壊されたのですが、クラウドファンディングで資金を集め復活した店。最近TVで紹介されていましたが、営業が金、土、日、月、祝日なので中々入る機会がありません。1度入って見たい店です。