光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

シルクロードの敦煌窟を思わせる磨崖仏群①‐富津市岩谷観音堂

2021年06月17日 | 日記
 
 6/10(木)鋸山の帰りに富津市数馬区にある磨崖仏群・岩谷観音堂をツレと訪問してきました。ここは古墳時代の横穴を利用して造られたやぐら群。やぐらとは岩窟や横穴の事のようです。全部で14の窟で構成されていますが、奈良時代の高僧行基上人が一夜にして彫り上げたと伝えられています。

   



 国道127号内房なぎさラインを館山方面に進みます。そして上総湊駅近くの湊交差点を左に曲り、直進すると5~6分で岩谷観音堂の駐車場。バスが1台、乗用車が10台は停められる広い駐車場です。案内板が立てられ、側に紫陽花の花が咲いていました。





  説明板の後ろの階段を上って行くとコンクリートで造られた展示室のような建物があり、石仏や石棒等が置かれてあります。この先が観音堂。ツレと参拝してから、建物の左手にまわりました。建物の横に石仏と石板が置かれ、1体は見ざる聞かざる言わざるが刻まれた石板でした。





 観音堂左手の斜面にも2~3個の横穴があります。ただ保存状態が悪く、磨崖仏は薄っすらとしか判別できませんでした。



 最初は観音堂の真後ろの廻廊窟にはいりました。ここが観音堂で最大のコの字型のやぐらです。そして1番上の3枚の写真が廻廊窟の壁の磨崖仏です。