光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

古からのパワースポット・磨崖仏の岩谷観音堂②‐富津市

2020年06月25日 | 日記

 6/18富津市数馬地区に残る岩谷観音堂のやぐら群をツレと再訪。魚眼レンズを使い撮影して来ました。ここは奈良時代の高僧行基上人による一夜の作と言う伝説があります。しかし実際には古墳時代の横穴墳墓を再利用して、壁に鎌倉時代や江戸時代に磨崖仏が彫られたやぐら形式の岩洞です。

 観音堂内に第1窟があるそうですが、毎年8月10日に扉が開かれ拝観できます。



  まず観音堂裏のコの字型の回廊窟に入って見ました。照明が無く真っ暗。懐中電灯を持ってくれば良かったです。照明器具は壁についていますが電源が入っていません。





 浮き彫りの仏像群が迫力あります。風化された表面が歴史を感じさせます。どんな人がどんな思いでこれを掘ったのでしょうか。





  ここの磨崖仏のシンボル仁王像と言われるものを見た後、回廊窟を出ました。





 回廊窟を出ると左に2階に行く階段が在ります。かなり急ですが手すりがあり助かります。






 そして登ってみるとかなり広い岩窟です。何故かテーブルと椅子が置いてあります。周りの壁には沢山の磨崖仏。ここは本当にシルクロードの遺跡を思わせます。もしかしてここはシルクロードの終着点?そんなこと思いながら1時間程撮影して移動しました。