残響
2011-04-09 | 詩
下唇を
軽く 噛んだり
左側の唇だけ
少し 引き上げたり
“その瞬間”に
肘が 跳ねたり
たまに
渋い顔したり
そんなふうに
しながら
いくつもの音を
胸に 落としてゆく
私は ただ
その残響に
ゆらゆらと
酔いしれる
軽く 噛んだり
左側の唇だけ
少し 引き上げたり
“その瞬間”に
肘が 跳ねたり
たまに
渋い顔したり
そんなふうに
しながら
いくつもの音を
胸に 落としてゆく
私は ただ
その残響に
ゆらゆらと
酔いしれる