日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

6月に読んだ本(前半)

2013-07-06 | 本と漫画の話

6月はあまり読んでなかったです。
図書館の返却期限までに読みきるのにアップアップしてました(^_^;)
次の予約待ちの人がいる本は延長できないから優先して読まなきゃ、とか、延長できるものは読みたくても後回しにしちゃったりして、読みたいものを好きな順に読めないのがもどかしく・・・。

読みたいから借りたのに、自業自得なんですけど(苦笑)


 

2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:3290ページ
ナイス数:720ナイス

あ~っ! (講談社の翻訳絵本)あ~っ! (講談社の翻訳絵本) 
★4 女の子がペットのワンコのためにボールを投げると…「あ〜っ!」Σ(゜д゜lll) いやいや、何でこうなった(笑)。よく見るとここがこうなるとかありえないじゃん、などとツッコミつつ、ページを進めていくと…うわあ、そうきたか(^_^;) なるほど、単純に笑っちゃえばいいんですね(笑)。言葉のない、絵で楽しむ絵本。
読了日:6月1日 著者:カンタン・グレバン

動物チラリズム―趣味は人間観察ですけど…?動物チラリズム―趣味は人間観察ですけど・・・?
★3.5 動物園の動物達が、カメラ目線でこちらをチラリ。最初のページでは目線はよそを向いていて、こちらを意識してないのに、次のページで「何?」って感じでこちらを向くのが面白い。写真の下には教訓めいたセリフが添えられているんだけど、これは余計なんじゃないかな。「いかにも言ってそう」と笑っちゃうようなセリフならまだしも、とってつけたようなセリフなので、動物達の表情の味を邪魔してる気が。
読了日:6月2日 著者:やきそば かおる

マラソン1年生マラソン1年生
★3.5 『まんぷくローカルマラソン旅』が面白かったので、遡って読んだ。運動嫌いの著者が、ホノルルマラソンを目標にマラソンにチャレンジ。初心者がどんな風にフルマラソン完走まで辿り着くのか、日常生活での変化なども含め身近に感じられた。やらないけど(苦笑)。意外と早いスパンでフルマラソンに至っているけど、できるもんなんだなぁ。
読了日:6月2日 著者:たかぎ なおこ

マラソン2年生マラソン2年生
★3.5 初めてのフルマラソン完走を果たし、燃え尽き症候群みたいな状態から始まる2年生。でもマラソン仲間の東京マラソンを応援して(著者は抽選に外れて参加できず)、再びマラソン熱が! やっぱりただ日常の中で走るより、目標になる大会なんかがあるとやる気が出るんだろうな。10キロ、ハーフ、駅伝など、色んな大会にエントリーして、マラソン生活をエンジョイしてるよう。各地での観光なども楽しんでる様子は、ちょっと羨ましい。
読了日:6月2日 著者:たかぎ なおこ

ダース・ヴェイダーとルーク(4才)ダース・ヴェイダーとルーク(4才) 
★4 ルーク少年の子育てに奮闘するダース・ヴェイダー(笑)。見た目に反して、その素顔はやんちゃな息子に手を焼く普通の父親という(^m^;) ストーリーがあるわけじゃなく1ページ1場面完結なので、絵本というか、一コマ漫画みたいな感じ。何かお笑い芸人さんのコントでありそうな設定で、思わず笑ってしまう。 スターウォーズは随分昔1作目を見た程度で、記憶もおぼろげだったけど、基本は「子育てあるある」的な話だから、あまり知識がなくても楽しかった。
読了日:6月5日 著者:ジェフリー・ブラウン

キャラ立ち民俗学キャラ立ち民俗学
★3.5 次々と変なものに興味を示す著者。その対象をめぐる行動や思考は、確かに民俗学に似てるかも。考現学にも近い。ただ、妖しいものや胡散臭いものにベクトルが向いている(笑)。即身仏、双体道祖神、キリストやモーゼの墓、海女、飛び出し坊や、観光地土産の人形、ゴムヘビetc.…何でもアリ。その度に現地へ出向くバイタリティも凄い(^_^;) マイブーム、ゆるキャラなど秀逸な造語を色々生み出してきただけに、文中にも独特の言い回しが光っている。ヌードの銅像「ヌー銅」は思わず笑った。
読了日:6月6日 著者:みうら じゅん

広島ルール広島ルール 
★4 広島県の県民性や常識を紹介する本。カープなどの鉄板ネタから、つい最近の「コックボー」「貝がらブラッコ」まで、思わずニンマリしてしまう。
 ただ、どうしても広島市周辺が基準になるので、山賊だのセレブエリアだの「岩国は広島の仲間」だの(ローカルニュースでよく岩国の話題が出るけど、山口なのに何で?って感じだった。下手したら福山より取り上げられてる)、有名校の校風だの、広島太郎さんだのは、分かんなくて疎外感…(^_^;) 「安芸と備後をしっかり区別する」もネタの一つなくらい、県西部と東部は距離的にも心理的にも隔たりがあるもんね…。 でも、備後弁の特徴も取り上げてあったりと、東部や呉、東広島など他地域のネタも結構あって(北部はあんまりなかったなぁ…)、「広島=安芸」って感じの本が多い中では、好感の持てる本。
読了日:6月7日 著者:都会生活研究プロジェクト[広島チーム]

目でみることば目でみることば
★3.5 「阿漕」「几帳面」「勝負服」「贔屓」…言葉の語源になったものを写真で「見る」本。 「紹介するほどかな?」というものや、言葉自体初めて知ったもの(剣が峰とか洞ヶ峠、一般的なのかな?私が無知なだけ?汗)など、言葉のセレクトに少しムラがあるかな?とは思ったけど、「へぇ〜、これが」と関心したりしながら、雑学も身についちゃうような、目の付け所が面白い本。
読了日:6月7日 著者:おかべ たかし

ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1) (モーニング KC)ミタライ 探偵御手洗潔の事件記録(1) (モーニング KC)
★3 島田荘司の御手洗シリーズ漫画化。『糸ノコとジグザグ』『傘を折る女』の2作収録。絵はちょっと耽美系で表情の描き方なども少し大袈裟で不自然な感じがして苦手…。でもストーリー展開は、Twitterを使うなど現代に合わせて上手く再構成してあると思った。(原作を読んだのがかなり前で、ぼんやりとしか覚えてないから比較できないけど)
 『糸ノコ〜』生放送のラジオでリスナーが読んだ詩が、「自殺予告では?」と騒然となり、スタッフやリスナー達が知恵を絞って自殺者の居場所を突き止めようとするスリリングな展開。
 『傘を折る女』雨の中、女が自分の傘を車に轢かせて折り、その折れた傘を持って濡れながら立ち去った、という目撃談。女はなぜ、わざわざ傘を折ったのか。 第三の女の存在や死因は偶然に頼り過ぎな気はするけど、ミステリとしては面白い。犯人に肩入れしてしまうので、ラストの刑事の無神経な言葉と彼女のモノローグは印象的。まぁ刑事も事件時の状況を知れば、納得するのでは。
各編に島田先生のあとがき付き!→小難しくて脳が追いつかない感じ(苦笑)。
『傘を〜』のは、校閲者の「キャミソール=オバン(!)ではない」という指摘自体は正当じゃないかと思ったけど、御手洗がまだ横浜にいた頃の時代設定ならあり得たのかも? ただ、LAの女優が身体に密着したワンピ(というか多分ドレス)を裸で着るのとは訳が違うし、そういうタイプのワンピを日常で着るというのも、日本の一般女性の感覚としてはリアリティがないです…。まぁ、ヒステリックに過剰反応した女性校閲者さんはどうかと思います、ご同情いたします(笑)。
読了日:6月11日 著者:原 点火

球場ラヴァーズ ー私が野球に行く理由ー 01 (ヤングキングコミックス)球場ラヴァーズ ー私が野球に行く理由ー 01 
★4 「酷い事をしてしまった」私に、優しい言葉をかけてくれた見ず知らずの赤い帽子の人。その人を探すため、東京ドームのビジター席(カープ応援席)に足を踏み入れた、野球を全く知らない女の子の物語。
 学校でイジメられている彼女が、球場で知り合った2人の女性やファン、選手のエピソードなどを知るうち、勇気を貰って前向きに変わっていく。表紙の絵柄から、賑やかな明るい話かと思ってたら、メインストーリーは結構重い。津田や前田智徳、カープ創設ストーリーなど、思い出すだけで泣けてくるエピソードがファンにはたまらないし、カープならではの自虐ネタには笑ってしまう。
 何より、ビジター席のファンという目線が新鮮で面白い。最近はホーム以外の球場でもスタンドが真っ赤なのを頼もしく思っているので、そんなビジター席で頑張ってくれているファンに思いを馳せた。他球団ファンにも面白いかどうかは分からないけど、野球ファンとしての気持ちは同じなんじゃないかな。「打順と背番号って一緒じゃないんですね」 などのセリフに新鮮さを感じつつ、「ポジションにも番号があるんだよ」と言って混乱させてみたい(笑)。今後のストーリー展開&カープエピソードが楽しみ。
読了日:6月11日 著者:石田 敦子



前半のオススメは、『あ~っ!』、『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』。

それから『球場ラヴァーズ』は、1巻を読んだ段階では、「他球団ファンにも薦めていいものか?」と迷っていたのですが、読み進めてみると、「これは野球ファンなら、いや野球分からなくても、面白いはず!」という感想を持ちました。レビューを見ても、カープファン以外の方にも好評です。
「(野球観戦を通して)登場人物が人生の悩みや苦境を乗り越えていく」 ストーリーなので、野球を知らなくても共感出来る(主人公は野球オンチだし)と思います。


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