日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

芸術の秋ですが

2005-09-11 | アートの話
「子供は美術館にくるな」と大田垣晴子さんが「サンサル」というイラストエッセイで主張されているのを読みました。(このエッセイ自体は1992年に書かれたもの)

これ↑は言い方がキツく感じられますが、主旨については私も同感。
少なくとも、美術館では静かにしなければいけないことが理解できて、実際におとなしく鑑賞できるようになるまでは、連れて行ってはダメだと思います。
周りの人に迷惑だから、というマナーの問題だけではなく、そんな状態では、親だってまともに鑑賞できないはず。
親が興味をもって鑑賞できていなくては、子供だって興味を持てないです。

小さいうちから芸術に触れさせたいと考えての事かもしれませんが、おとなしくできないくらい小さな子には何の効果もないと思う。
芸術的素養を養いたいなら、鑑賞させるより、むしろ自分で何か描かせたり作らせる方が絶対いい。(一緒に作る方がもっといい)
私は鑑賞も好きだし自分でも創作する方ですが、小さい頃から祖父や伯母がよく絵を描くのを見ていて、自然と自分も絵を描くのが大好きになってました。(大学では彫塑をやりました。)美術館に行くようになったのは、小学校高学年になってから。

もとから芸術が好きで、よく美術館に行ってたような人なら、子供連れじゃあ自分も楽しめないから預けて行くと思う。(もちろん、子供を預けるのは容易じゃないでしょうけれど…)
じっとできないような小さな子を連れてくるのは、どうも見た感じ美術館に来慣れてないorたいして芸術に興味のない人が大半です。
走り回ったり大声をあげる子供を、注意もせずほったらかしの人は論外!ほったらかして絵に集中してるわけでもなく、連れの友達と関係ないおしゃべりに夢中だったりする(`曲´#)

大田垣さんも書いていますが、どうしても子供をアートに触れさせたいなら、最近の美術館では、キッズ向けのワークショップや展示を企画している所も多いので、そういうのに、おおいに参加してほしいと思います。
ちゃんと子供が楽しめるように考えてあります。
子供向けの展覧会は、わかりやすくて楽しいので、大人にもおすすめ。


子供(連れ)ばっかり批判してしまいましたが、大人だって、数人のグループで来て作品の前に陣取ってワイワイやったり(見えねーよ!)、リーダー格の人がしたり顔で蘊蓄語ったりしてる(蘊蓄が間違っててもつっこめないイライラもあったりして)のがウザイです!
大人も子供もマナー守って気持ちよく鑑賞しましょう!


★今日の茫然★
仕事帰り、道の向こうから3人組のご婦人が横並びで歩いて来てまして、あれっ?と何だか気になって目をやると、ジャケットの下の服の色が、赤青黄色でまるで信号!
みんな白っぽいよく似たジャケットで、スカートやパンツも同じベージュ系。身長も体型もよく似た感じで、鮮やかな3色の並びが本当によく目を引きました。
青は信号と同じ緑っぽい色だったし。
おしいのは、並び順が右から赤・青・黄で、信号とは青と黄が逆だったのでした‥残念!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パソコンって | トップ | 待ってました『邪魅の雫』! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿