千葉県博物館協会の博物館資料救済活動

千葉県博物館協会では、加盟館園の資料が、津波などの災害で被災した場合、協会全体でそれを救済するシステムを構築しました。

安房地区のブロック会議が開催されました

2017-10-11 16:44:44 | 日記
平成29年9月29日(金)、“渚の駅”たてやま(館山市立博物館分館)において、
今年度第1回の安房地区ブロック会議が開催されました。
加盟館7館のうち5館が参加し、ほかに地域振興委員会の理事・委員が各1名参加しました。



会議では、本事業の趣旨とこれまでの活動について、改めて委員より説明があり、
その上で、意見交換を行いました。
おもな内容は以下のとおりです。


1.情報伝達訓練の結果について
 ・平成29年3月11日に実施した加盟館全体による情報伝達訓練について、
  中核館より結果を報告。
 ・今回の訓練は伝達方法を定めずに実施。安房ブロックでは、メール3館、電話1館、
  FAX1館であった。
 ・事前に各館の伝達方法を指定(登録)しておいた方が、中核館で確認洩れが無いのでは
  ないか、との意見が出された。

2.今後の活動について
 (1)資料データのバックアップ・共有化について
   各館における資料台帳の整備・データ化、バックアップを引き続き進めていく。
 (2)市町村の地域防災計画の検討
   文化財への対応が盛り込まれているか確認しておく。
   
3.各館が抱える災害リスクや対応について
 各館の立地条件や建物の状況等によって異なる災害リスクについて、情報交換を行った。
 ・会議に参加した館はいずれも海沿いに位置しており、津波・浸水のリスクを抱えている。
 ・その他、大風や河川増水のリスクを抱える館もある。
 

なお、会議終了後、現状の相互了知の意味から、“渚の駅”たてやまの施設見学を行いました。