第2回葛南地域ブロック会議を、2月25日、県立現代産業科学館にて開催いたしました。ブロック内加盟館のうち7館が出席しました。
【議事】
(1)非常時を想定した情報伝達訓練について
・葛南地域ブロック事務局 上野から資料1に基づき説明
・各館で報告書の様式を準備しておくこと、各館から中核館への2回目の連絡はFAX・電話・メールのいずれでもよいこと等が確認された。
(2)ブロック内加盟館の各種情報の共有化について
・前回の葛南地域ブロック会議において、各館に持ち帰り検討することになった収蔵資料データ(以下データ)共有化の可否について、各館ごとに報告をおこなった。
各館のデータ保管現状について
・データを3セット作成し、館内で保管。以前はハードディスクを外部管理会社で保管していたが、予算が無くなった。
・そもそも収蔵資料をもたない方針だが、展覧会開催にあたり寄贈された資料は、ハードディスク・USB・テラステーション(クラウド)で保管している。
・エクセルでデータ化しているが一部未完成。パソコン本体のHD、外付HDで保管している。
・収蔵資料の一部はデータ化されていないため、紙台帳を保管。
問題点
・情報セキュリティーについて、市の管理規定があり、データを外部に持ち出すことは難しい。(ただし、同じ市立館同士なら共有できる可能性がある)
・デジタルデータが無い資料も多く、データ作成に時間がかかる。
その他意見など
・データを預けることは市の管理規定上難しいので、データではなく資料を中央博に預けた方がよい。
・博物館である以上資料を未来に継承することは使命であり、災害時にどのようなデータがあれば資料を救済できるのかを考えることが重要。
・データを共有するのであれば、共通書式があった方がよい。
問題点は明らかになったが、結論を出すことはできなかった。データの共有化については、継続して検討することになった。
(3)その他
今後のブロック会議について、以下の通り決定した。
・ブロック会議の場所は、加盟館リストの順で輪番制とし、議事録は会場館が作成する。
・次回は、市川市考古博物館であるが、会議室等が無いため、市川市歴史民俗博物館との共同開催とする。
・開催日程については、各館の展示会等事情もあるので、事務局と相談して決定する。
千葉県博物館協会事務局から以下の3点について、依頼があった
・年1回以上、ブロック会議を開催する。
・情報伝達訓練を毎年継続する。
・各館で、収蔵資料データを更新する。
6 施設見学
展示室 収蔵庫等を職員の説明により見学した。