千葉県博物館協会の博物館資料救済活動

千葉県博物館協会では、加盟館園の資料が、津波などの災害で被災した場合、協会全体でそれを救済するシステムを構築しました。

ブログ更新最新情報

2015-03-12 09:09:30 | 日記
1.安房ブロックと葛南ブロックの第2回会議録を掲載しました。
2 3.11に実施した情報伝達訓練は、無事終了しました。
  今回は、10時に大地震が発生したことを想定し、訓練参加の全加盟館の被災状況は、中核館を経由して、11時19分にセンター館に届けられました。皆さま、ご協力ありがとうございました。

葛南ブロックの第2回会議を開催いたしました。

2015-03-12 09:05:54 | 日記
第2回葛南地域ブロック会議を、2月25日、県立現代産業科学館にて開催いたしました。ブロック内加盟館のうち7館が出席しました。

【議事】
(1)非常時を想定した情報伝達訓練について
・葛南地域ブロック事務局 上野から資料1に基づき説明
 ・各館で報告書の様式を準備しておくこと、各館から中核館への2回目の連絡はFAX・電話・メールのいずれでもよいこと等が確認された。

(2)ブロック内加盟館の各種情報の共有化について
 ・前回の葛南地域ブロック会議において、各館に持ち帰り検討することになった収蔵資料データ(以下データ)共有化の可否について、各館ごとに報告をおこなった。

各館のデータ保管現状について
・データを3セット作成し、館内で保管。以前はハードディスクを外部管理会社で保管していたが、予算が無くなった。
・そもそも収蔵資料をもたない方針だが、展覧会開催にあたり寄贈された資料は、ハードディスク・USB・テラステーション(クラウド)で保管している。
・エクセルでデータ化しているが一部未完成。パソコン本体のHD、外付HDで保管している。
・収蔵資料の一部はデータ化されていないため、紙台帳を保管。

問題点
・情報セキュリティーについて、市の管理規定があり、データを外部に持ち出すことは難しい。(ただし、同じ市立館同士なら共有できる可能性がある)
・デジタルデータが無い資料も多く、データ作成に時間がかかる。

その他意見など
・データを預けることは市の管理規定上難しいので、データではなく資料を中央博に預けた方がよい。
・博物館である以上資料を未来に継承することは使命であり、災害時にどのようなデータがあれば資料を救済できるのかを考えることが重要。
・データを共有するのであれば、共通書式があった方がよい。

問題点は明らかになったが、結論を出すことはできなかった。データの共有化については、継続して検討することになった。

(3)その他
今後のブロック会議について、以下の通り決定した。
 ・ブロック会議の場所は、加盟館リストの順で輪番制とし、議事録は会場館が作成する。
 ・次回は、市川市考古博物館であるが、会議室等が無いため、市川市歴史民俗博物館との共同開催とする。
 ・開催日程については、各館の展示会等事情もあるので、事務局と相談して決定する。

 千葉県博物館協会事務局から以下の3点について、依頼があった
 ・年1回以上、ブロック会議を開催する。
 ・情報伝達訓練を毎年継続する。
 ・各館で、収蔵資料データを更新する。

6 施設見学
  展示室 収蔵庫等を職員の説明により見学した。

安房ブロック第2回会議を開催しました

2015-03-12 08:57:45 | 日記
 平成27年2月25日(水)、安房地区の第2回ブロック会議が、鴨川市郷土資料館において開催されました。
出席はブロック内加盟館5館でした。

【議事】
①情報伝達訓練について
・ブロック代表者会議に出席した鴨川市郷土資料館より、3月11日に実施される情報伝達訓練の概要についての説明があった。
・現時点ではブロック内全館が参加予定。
・今回は中核館に情報を集約する。今後、中核館が被災した状況を想定し、サブ中核館を中心とした訓練も実施する必要がある。

②ブロック内各館の収蔵資料データの共有・複数保存について
・他ブロックの会議や代表者会議での議論をふまえ、方法について柔軟に検討する。
・具体的には、中核館・サブ中核館でのデータ保管にこだわらず、私立館同士の相互保管や、自
治体内での複数保存なども選択肢に含める。
・災害に備えたデータの共有・複数保存が急務であるため、データの様式統一は行わない。
・外部へのデータ提供や外部からのデータ預かりの可否について、各館(自治体)内部で問題点
等を確認しておく。その上で、次回会議で具体的な方法を検討。

③次回の会議について
・鋸南町中央公民館で開催。
・時期は県博協の総会が終了した後(6~7月)。

④その他
・会議終了後、現状の相互了知の意味から、鴨川市郷土資料館の施設見学を行った。
要がある。

②ブロック内各館の収蔵資料データの共有・複数保存について
・他ブロックの会議や代表者会議での議論をふまえ、方法について柔軟に検討する。
・具体的には、中核館・サブ中核館でのデータ保管にこだわらず、私立館同士の相互保管や、自
治体内での複数保存なども選択肢に含める。
・災害に備えたデータの共有・複数保存が急務であるため、データの様式統一は行わない。
・外部へのデータ提供や外部からのデータ預かりの可否について、各館(自治体)内部で問題点
等を確認しておく。その上で、次回会議で具体的な方法を検討。

③次回の会議について
・鋸南町中央公民館で開催予定。
・時期は県博協の総会が終了した後(6~7月)。

④その他
・会議終了後、現状の相互了知の意味から、鴨川市郷土資料館の施設見学を行った。