何年か前、我が家の敷地に入り込んで遊んでいる小学生がいて、「他人の家の敷地」について小学校全体に指導して欲しい旨を申し入れたことがあった。
あった、これだ。
2014年だから10年前！？そんなに前だったんだ。
それからずっと平穏な日が続いていたのだが…。
ついにそれが破られた！
デッキの手すりに掛けていたバスマットをいじる人影を見た。
最初は母が外から取り込もうとしているのかな？と思ったが、何か違うと直感で思った。
様子を見に行こうと立ち上がり、掃き出し窓に近づいたら、子どもが逃げるのを見た。
慌てて窓を開けて、「こらっ！何してんの！！？」と大声を出した。
子どもたちはどうやって逃げたのか、音も何も立てずに逃げていった。
マットに近づくと、デッキの上に落ちていた。
拾い上げると2枚あるはずのマットが1枚しかない。
「え、盗った？こんなものを？」
不思議に思いつつ、デッキの下を覗き込んだら、地面の上に落ちていた。
盗まれなかっただけいいか、とデッキの下に下りようとしたら…。
先程逃げたらしい子たちがいることに気づいた。
確信はないから問いかけた。
「さっき、ここに入っていたの、あなたたち？」
その子たちは慌てて逃げようとしたが、何かを思い直したのかその場にとどまった。
私は家の外に出て行き、その子たちと向かい合った。
「あなたたちがあそこにいたの？」
子どもたちは
「いえ、違います」
100％の確信はないが、半分くらいはこの子たちだなと思った。
だから言った。
「そっか。あの生け垣から向こうはおばちゃんたちの家だから、勝手に入らないでね。お友達たちにも教えてあげてね」
子どもたちは素直に
「はい」と言ってくれた。
そして、「すみませんでした」。
ん？それは入ったのを認めたってこと？蒸し返すのもアレなんでそこは追及しなかったけど。
今回のことで怖かったのは、バスマットとはいえ洗濯物にいたずらされたこと。
そして、どこから出入りした！？というのにも驚いている。
柵を乗り越えたのかな？
そもそもが犬の脱走防止につけた物なので、どのくらいの重さに耐えられるのかなんて知らない。
でも、もし何かあったらこちらの責任になるんだろうな…。
頼む、正規の手順を踏んでから入って来ておくれ。
ボールが飛び込んだくらいじゃ絶対に怒りません。
インターフォンを鳴らして「ボールを取らせて欲しい」と言ってくれたら全てOKなんだけどな。
