とことこ日記~リタイアな日々

透析しながら、歌舞伎に映画、コンサート。
日々に感謝しながら、おまけの人生楽しみたい。

秀山祭九月大歌舞伎 昼の部

2016年09月22日 | 古典芸能
今日は昼の部へ

一、碁盤忠信(ごばんただのぶ)

義経の家臣佐藤忠信が碁盤を使い奮戦するというもの語りは
浄瑠璃にも歌舞伎にも多く作られてるそうで、狐忠信とともに知られているとのこと
染五郎が佐藤忠信に扮し、面白かったです

菊之助がお姫様以外の粋な女をかっこよく演じていて改めて感心
顔も姿も最高に綺麗で声も良くて、欠点がないですね




二、太刀盗人(たちぬすびと)

能舞台を模した「松羽目物」で狂言が元になっている
そういうの、大好き。

すりの又五郎と田舎者の錦之助に役人の彌十郎
ベテランぞろいの最高の配役で楽しかったです



三、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)

鬼一法眼三略巻という義経がらみの作品の一部で人気の出し物です
勘三郎、菊五郎、仁左衛門など多くの名優が演じていますが
吉右衛門の代表作の印象があるような。

安心してみていられる。
吉右衛門の「作り阿呆」の表情は絶品です



昼・夜見せていただいて、やっぱり「吉野川」が最高だったかと。
演技力でみせると言っても、やはり役に合った役者の年齢はある気がしました。
観られてよかったです。


雨が降っていたせいで写真が見にくくてすみません。


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4 コメント

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Unknown (TAMU)
2016-09-24 19:46:03
いえいえ、写真、臨場感がありますよ♪

『碁盤忠信』は観たことないし、初めて聞いたかも...
菊之助の粋な女形、何のときか忘れたけれど
観たことがあります。すてきでした〜!!

吉右衛門の『一條大蔵譚』、ずっと前に京都で観ました。
そのときの私は、ただ単純に「もっとカッコイイ役を観たかった..」なんて思ったの

やっぱり「吉野川」が最高だった..というお気持ち、
やはり役に合った役者の年齢はある気がする..というのも、
とっても分かる気がします。
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TAMUさん (ちーた)
2016-09-24 21:31:59
碁盤忠信ものって私も見たことないんですよ。
今回のは黙阿弥の作品を書き換えたもので初演は初代吉右衛門とのこと。それを染五郎が数年前に復活させたそうです。

菊之助は演技力もあって本当に素敵。
お姫様はもちろん当代一ですけど、幅を広げています。
ぜひ太り過ぎないで・・と願います。(汗)

吉右衛門の大蔵卿、私が観た他のどの方よりも一番似合っているなと思うのです。
最初に観たときはとても感動したのですが、今回はうーん。
そうですね。演技は申し分ないのですけど、ちょっと爽快さが足りないような・・。

吉野川の吉右衛門は凄みがありました。
玉三郎も良かったし、良いもの観た!!
私の中で今年の一番です。
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菊之助は (TAMU)
2016-09-25 22:08:48
ぜひ太り過ぎないで・・
同感です!!!
太りやすい体質なのかも..と思うので、気をつけてほしいですね。
若衆役もよかったし、魚屋宗五郎なんて役も良かったのよ。。。

吉右衛門はなんといっても、凄みのある役がすばらしいですよね!
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TAMUさん (ちーた)
2016-09-26 10:08:19
菊之助さんは、お父様もお祖父さまもね
菊五郎さんは若いとき本当に綺麗で、お芝居も上手だしりっぱな人間国宝になられてるけれど、女形には太り過ぎですものね、残念
菊之助さんにはぜひ立派な女形で大成していただきたいの
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