『正義の企画』ブログ 〔ヨイコト ガ ヒョウカ サレル オテツダイ ヲ シタイ〕

日本PR協会認定「PRプランナー」の個人ブログ。
その課題は企画と広報で乗り越えられる!〔終わらない男・米山哲司〕

向上心・開拓心を高く評価します

2011-04-29 05:22:01 | Weblog
やはり人事は難しいものですね。
そう、4人の新スタッフを採用するにあたっての話。
改めて「数値で表現できないもの」を判断する難しさを感じます。

ワタクシは「向上心」や「開拓心」を高く評価するタイプです。
「自分や組織を高めようと思っている」か、
「無き道を開いていこうと思っている」か、
を大事してあげたいですね。
ですので、
そういう人物にとっては、たまらなく魅力のある職場のようですよ。

「指示されたことに対しては完璧にこなすが、指示待ち」
という人材は、「そういう人材を求める会社」に行ってもらうほうが
お互いのためかと思っています。


さてさて、
その「数値で表しにくい部分」の読み方って、
人事担当者はいくつか判断基準を持っているでしょう。
ワタクシにもありますよ。

今回の求人は緊急雇用事業ですので、
1年間しか雇用されない、というところがひとつのポイントでもあります。
で、次のような質問をします。
「1年後は、どのようになさる予定ですか?」
の問いです。
この答えからも「読みにくい部分」が読めますよね。
アナタならどう答えますかね?

さらに「4人同時採用」もポイントでした。
チームで動く以上は、この4人のバランスを大切に考えた部分も若干あります。
つまり、のび太くんばかりでは面白いマンガにはなりませんし、
4番バッターばかりを集めてもチームは優勝しない、ということです。
この詳しい話はまた別の機会にしましょう。

つまり、個人の力量のみで採否が決まったのではなく、
総合的に見て判断しなくてはならない点がいくつかあった、
ということですね。

ここが最後の最後まで審査委員会内でもめたところでもありますから。
緊急雇用の資金提供元に対し
「4人採用のところを5人にしてはダメだろうか?」
と かけあったことも伝えておきましょう。
それくらい、たくさんの応募があり、いい人材が揃ったので、
4人に絞ることが大変だったということです。

年齢はバラバラですが、いいチームになる予感があります。
この予感こそが、人事担当者の「数値で表せない大事なところ」なのかもしれません。


余談で、ワタクシがいた企画会社での面接の話を少しだけ。
その会社は「総務部」、「広報部」などがある中、
人事部だけが「スーパー人事部」という名前でした。

個人面接の場で「質問はないですか?」と問われ、
「御社の人事部はなぜ、〝スーパー人事部〟なのですか?」と訊ねました。
すると、「それを聞いた方はプラス評価をしてますので、ほぼ採用になってますよ」とニヤリ。

これ解ります?
解る方は、すごく解る話だと思います。
解らない方は、なんのことやらさっぱりだと思います。

「向上心」、「開拓心」を計るのは難しいってことです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿