『正義の企画』ブログ 〔ヨイコト ガ ヒョウカ サレル オテツダイ ヲ シタイ〕

日本PR協会認定「PRプランナー」の個人ブログ。
その課題は企画と広報で乗り越えられる!〔終わらない男・米山哲司〕

関係性→ケネディ

2010-07-04 06:54:09 | Weblog
昨日のブログにいただいた
モリノヤマさんのコメントをお借りします。

 ・・・・・・・
  一応そういう社会の端っこにいる人間としては耳の痛い話です。
  ただ、そんな公務員的な空気の中にいると気が付かないうちに
  そっち側にちょっとづつ引っ張られちゃうのも事実です。
  染まる、ってやつですか。

  なもんで、私個人としては
  一般市民の感覚を失わないっていう意味と、
  (一生懸命してるけど)仕事で至らぬ部分を
  プライベートで少しでも社会にお返ししようという意味で、
  ボランタリーな活動に首を突っ込んだりしています。

  この行動が正しいかどうかはわかりませんが、
  違う空気を吸わないと自分も染まりきってしまいそうな気がして。

  働くっていうことの本質を捉えるのは難しいですねぇ…。
 ・・・・・・・

ご立派だと思います。
素敵だと思います!
こういうポジティブな考え方でありたいと、ワタクシも思っています。

ワタクシがまちづくりを始めた感覚も、
モリノヤマさんのお考えに似ているところもあるので
少々、紹介させてください。


ワタクシがまちづくりに関わり始めた頃って、
その催しの関係者は、
行政の方か、商店街の方か、商工会議所青年部の方か、
JCの方か、そこの住民か、という感じでした。

ワタクシは、そのどれにも所属していないものの、
勝手にまちづくりをゴソゴソとやり始めました。
ですので、周りからえらく珍しがられ、
目的はなんだ? とか
市議会にでも出たいのか? とか
質問攻めになるあたりが、
「理由がいるのか…」と思ったこともありました。

ゴルフや釣りをするように
まちづくりに関われたら楽しいだろうなぁ、とも思っていました。
「趣味」としては同じなんですが、
多くの人に喜ばれたり、
役に立つことができたり、
達成感があったり、
たまに謝礼をもらったり、
そういう「趣味」ってスゲーぞ、と思っていました。

「消費者」としての「趣味」ではなく、
「生産者」になれる「趣味」とも言えるでしょう。

この面白さを伝えなくてはと思い、
そのころ、すでにプランナーを自称していたワタクシは、
そこから少しずつ変えてみようと思ったのです。

「そこ」とは、「関係性」です。

自分が商いをしているのであれば、
そこの商店街を元気にするのは、役割ですよね。
それは「関係性」があるからこそ、あるべき行動でもあり、
ごくごく普通のことかもしれません。
さらに立派な方は、役割ではなく使命感で行動をなさっているでしょう。

では、関係性のないワタクシは、関係ないのか、
というと、そうでもありません。
「松阪市民」と自分自身の立ち位置だけを見つめ直せることができれば、
「あぁ、関係あるよね」となります。

これをワタクシは「郷土愛に気付くこと」と言っています。

どうせ地球なんかいつかは…、と思うか
地球市民だから、打ち水しなくては!
と思うかの違いです。
 (皆さん、打ち水宣言ありがとうございます)

他人ごとではないのです。
関係性に気付く必要があるのです。

そこで、「企画塾」や「イベント塾」というのを実施しました。
今から10年くらい前の事業です。

この事業で持っていたワタクシの裏テーマは、
「無関係の関係者を増やす」
でした。

そこに集まったのは103人。
そこから巣立った新プランナーたちの何人かは、
今でも県内各地のまちづくりや企業の企画部門で活躍していますよ。
嬉しいことです~。


えらく話が長くなりました…。
締めようがなくなってきたので、
ジョン・F・ケネディの言葉を借りますね。

 ・・・・・・・
  国家があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません。
  あなたが国家のために何をできるか考えて欲しい。
 ・・・・・・・

「国家」を好きな単語に変えてみてください。

「あなたが働く会社名」
「あなたが好きな商店街」
「あなたの住む町」
「あなたの一家の名字」
「あなたが入っているサークル」

「日本」でも「地球」でもいいです。
入れ替えてみてください。

あなたが発した愚痴は、
あなた自身に原因があるのかもしれない、
と気付くことでしょう。

そう考えると、まちづくりもボランティアも、
違う視点から見つめることができませんかね?

ん?
まだ、あなたにとって、関係のないことですかね?

それは、あなたが
「提供される立場」だと思い込んでいるからです。

「改善」とは、自分自身を変えることから始まるのです。

自分から変えることも できるのですよ。

まちを変えるのも、自分。
自分自身を変えるのも、自分。

提供されるのを、ただただ待って、
それに対して文句だけ言っているのは、ダメな王様と同じです。

 ・・・・・・・
  国家があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません。
  あなたが国家のために何をできるか考えて欲しい。
 ・・・・・・・
深い言葉です。