『正義の企画』ブログ 〔ヨイコト ガ ヒョウカ サレル オテツダイ ヲ シタイ〕

日本PR協会認定「PRプランナー」の個人ブログ。
その課題は企画と広報で乗り越えられる!〔終わらない男・米山哲司〕

憧れのない時代に、モチベーションを保つ

2010-02-26 06:24:06 | Weblog
昨日は、とある行政の方と、とある総合研究所の方が
ヒヤリングにみえました。

「30代は なぜ元気がなくなったのか?」
についてです。
なかなか複雑なテーマですな…。

30代に限らず、
それ以外の世代でも元気のない人はいるだろうし、
30代でも元気にやっている人物はいますよね。
しかしながら、
世間から そう見えているからこそ、ヒヤリングが始まったわけです。
これは否定できませんな。

自分のことは棚に上げつつ、
世間を見渡すと、向上心が薄らいできているような気がします。
そこでフッと思ったのが、職人さんのこと。

いつか独立して看板を挙げようとしている職人さんは、
同僚の仕事を奪ってでも経験を積もうとしますし、
貪欲に技術を習得しようと、まねて、失敗して、再び立ち上がって…、
とします。

しかし、独立する気持ちのない職人さんって、
そのような印象はあまり感じられません。

そんなことを想いながら、
このテーマに照らし合わせると、
「何年後かには、こうありたい」という
自分自身の未来へのあこがれが不足しているようにも思えます。

車を買った、家を買った
と、物欲を満たしたあと、買うものがなくなると
目指すものも消滅します。
消滅すると、モチベーションも保てません。

そのときに、
「モノではないんだ!」と気付けたら立派なことだと思いますよ。

モノではなかったらナニですかね?
ズバリ、自己実現ですよ!

「こうなりたいから、アレにチャレンジしよう」
ということ。
「○○が苦手だった自分が、そうではなくなる」
ということ。

そのモチベーションを保っているものが、
つまらないものだと、
折れやすいのかもしれませんね。

目指すものがないときに、
生きるための「しぶとさ」は
希薄になるようにも感じます。

「当たって、砕けて、立ち上がる」という
ごく普通に思えていたことが、
「砕けるなら、当たらない」
という選択肢ができる「ぬるま湯の時代」が訪れたのでしょう。
あこがれのない時代です。

自分の5年後を想像できますか?
それは、輝かしいですか? みじめなものですか?
それがどちらになるかを決めるのは、ナンだと思いますか?

説教くさいね…。
けど、
ワタクシの先輩はそれを言ってくれた。
そして、
今になって、心から感謝しているのである。