おきらく

まんまるが思いつきでいろんな事を書くブログです

これだけは言いたい!

2014-02-06 | Weblog

佐村河内さんのゴーストライターの新垣さんが謝罪会見を行ないました。
ソチ五輪開幕目前にこんな騒動が起こるとは本気で大迷惑。
言いたい事はいろいろあるけれど、これだけは言いたい!と思う事が3つ。

1) 結局謝罪じゃなく自己保身
会見を全て見た訳ではないけれど、謝罪の言葉はありますが私には自己保身にしか感じられません。
というのも、何様のつもりで高橋大輔選手にコメントを出しているのでしょうか。
こういう時の謝罪というのは自分自身についてのみ語れば良くて、佐村河内さんの暴露話とか高橋選手の話とか他人の事は言うもんじゃない。

2)がっかりした人へ…
このニュースで「失望した」とか「感動してたのに…」と思った人、もう一度考えて欲しい。
感動していたのは「聴こえない人が曲を作った」事ですか?
誰が作ろうが良い曲は良い曲なんです。
その曲に感動した自分の感性を否定する事はありません。
ただ、初めて彼の曲を聴いたときの感動に冷や水をあびせられた…その悔しさはわかります。

3)『聴こえない』という事とは…
私は佐村河内さんと直接会った事も話した事もないので、新垣さんが「聴こえないのは嘘だと思う」と言えばそうかも知れません。
手話通訳者を目指していた立場から言わせて欲しい。
『聴こえない』とは耳に詰め物をしたり、スピーカーの音量をゼロにする事ではありません。
私の手話の先生が「クラクションが鳴っているのは判るけれど、何回鳴っているのかはわからない」というお話をされたことがあります。
例えば『プップー』と2回鳴らしたとしても、1つ1つの音が不明瞭に聴こえるので『ふぁ~~ん』と1回目の音と2回目の音が交ざって聴こえるそうです。
またある人はすごく小さい音で聴こえるかもしれないし、全く無音の人もいます。
口の動きを読むのが上手い人もいるし、聴こえなくなった年齢によっても状況は違います。
私の場合、手話の先生とは手話がなくても会話が成立してました。
だから皆さんの周りに聴こえない人がいて、その人に『自分が持っている聴こえない人のイメージ』と異なる言動があったとしても、「ろう者のふりしてる」みたいに決めつけないで欲しい。
聴こえない人が聴こえる人と対等になるために努力をしている事も知って欲しい。

『こんなもん、いっそ墓場まで持って行って欲しかった』というのが今回のニュースの感想です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿