おきらく

まんまるが思いつきでいろんな事を書くブログです

世界陸上で思ったこと

2007-09-02 | Weblog
今日で世界陸上も終わり。
メダルは最終日の女子マラソン・土佐礼子選手の銅1つ。
私は元々日本の陸上には期待していない方なのでそんなもんかなぁと思いました。
さて、全種目を観ていた訳ではありませんがざっと思った事を。。。

やっぱり日本って陸上後進国だなって思いました。
特に競技ではなく自国開催として運営面で強く思いました。
スタンドがガラガラだった事、もう少しどうにかならなかったのでしょうか?
それに中継のカメラワークの悪さも目立ちました。
リタイヤした選手や倒れた選手の事を実況で言っているのにカメラはそのまま先頭集団を映していたり、日本人選手なのに映し間違いとかありました。
外国選手団の宿泊先の手配ミスとか、最も最悪なのは競歩の選手の誘導ミス。
日頃から行われない競技だけに経験不足が招いたとしか言いようがありません。

それから、オリンピック前に短所長所がはっきりとわかったのは良かったと思います。
良い面からいえば、順位はイマイチでも自己ベストを更新した選手もいたし、リレー競技は女子400m以外は見応えありました。
女子1万メートルの福士選手は中盤まで積極的に集団を引っ張り、最後は力つきたものの自重して自滅するよりずっと得た物が多かったと思います。
悪い面でいえば調整方法のまずさ。
栄養面や精神面での強化が必要かと思われます。
特に北京五輪では日本人選手への風当たりはよろしくないと思われますし、食料事情も微妙なだけに大切な要素になると思います。
下手に地元の利で好成績を収めると天狗になってオリンピックを迎える事になって、冬季五輪のスノーボードみたいな惨めな事になったかも知れなかったので、現実を突きつけられてよかったと思います。

最後にいつも思うのですが、マラソンの選考基準っておかしいと思いませんか?
指定のレースで日本人1位で好タイム(2時間何分以内)って言われますが、こういう暑い時期の大会の選考を冬場の高速レースの結果だけで判断していいのでしょうか?
確かに全盛期の高橋尚子選手のように最初からぶっちぎりならいいでしょうが、たいていは時間よりメダル争いなので駆け引き上手な選手を選ぶべきだと思うんです。
40Km付近で離されて3位になった選手よりも、今回の土佐選手のように40Km付近で逆転した選手の方がタイムには関係なく代表に選ばれるべきだと思うんです。
だから、今回の土佐選手の五輪内定は当然だと思います。

それにしても各種目の現在の大会記録や世界記録の中に10年以上前の記録あってそれが案外、東ドイツの選手だったりします。
ベルリンの壁が壊れても塗り替えられない記録…あのころやっぱり国をあげてドーピングしていたのだろうか?
素人にはわからない。