えーっと。
暑いです。
と書こうと思ったら、いきなりすとんと10℃も気温が下がり、
涼しい。
・・頭と身体の切り替えが忙しい。
忙しいのか。ふうん。
手を貸そうか。
ほれ。
(・・お気持ちだけありがたくいただいておきます)
本日のお裁縫。
なーに、これ? 猫のお昼寝枕?
気温が上がってくると、猫の寝場所が変わる。
あっちに1匹、こっちに1匹と、目につく場所に、ごろごろ。
この夏は、すっかり家猫化したマドリが階下に陣取っているため、
黒猫ズは2階にいることが多い。
玄関を網戸にしたので、下駄箱の上は風が通る人気スポット。
(注:うちは玄関が2階にあります。ふだんは1階の
庭に面した「窓」からもっぱら出入りしておりますが・・笑)
2番人気は、廊下のつきあたりに積んである箱の上。
それから、本棚の上・・これが問題。
たんすの上から、カーテンレールの端に飛びのり、
みしみしと2メートル渡ると、むこうの本棚の上に行き着く。
茶々、すもも、真鈴、みんなそこに行きたがるので、
ときどき上で鉢合わせしてけんかになる。
うるさいだけでなく、カーテンレールを踏み外し、
カーテンをばりばりはがしながら落っこちてきたりする。
面倒なので、カーテンレール・ブリッジを封鎖することにした。
ダンボールでバリケード風のを作ってみたが、
うまく固定できない上に、見た目が非常に良くない。
そこで考えたのが、このクッション風のもの。
あり合わせの布で縫った袋に、緩衝材のこまぎれを詰め込んだだけ。
これをカーテンレールの端にポンとのせますと、
あらふしぎ、どの子も、ぴたりと乗らなくなりました。
猫が、レールを見上げて、猫的尺度で目測するとき、
この角度でこの幅と高さなら「乗れない」という判断になるだろう。
という予測があたった。
猫歴が長くなれば、「傾向と対策」にも熟達する。
サイズは必要最小限。
こういう色柄だから、部屋に置いてあってもそんなに変ではない。
少なくともダンボールとガムテープほどは気に障らない。
よその人が見れば「あれ何ですか?」と聞くだろうけれど。
そういえば、一時期、「猫除けペットボトル」が流行り、
その後、「あれは効果がない」といううわさが広まって
だんだん見かけなくなった気がするけれど、
最近は、どうなっているでしょうか。
効果があるのは、狭い塀の上や、フェンスの隙間などに
置いた場合ですね。
つまり、猫の通り道をふさぐという、物理的効果だけ。
花壇や玄関まわりに、おまじないのように置いても無意味。
水を入れるのは、風で倒れたり飛んだりしないため。
ペットボトルがいいのは、あの形状なら上に乗れないから。
万一倒れてもガラスびんのように危険でないし、
移動もラクで、費用もかからないから。
だと思うんですけど。
「あれ何ですか?」
「猫除けです」
と言えば、ドラキュラ除けの十字架みたいなものかと
早とちりされてもやむをえない。
で、わが家の「とってもよく効く猫除け枕」も、
うっかり広まって都市伝説になっちゃうと困るので、
「べつに猫はコレ嫌いじゃありませんから!」
・・と、ねんのため、書いておきましょう。