閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

オバキュウ

2010-07-16 09:22:13 | 日々
雨つづきで、3日ばかり畑に行くのをさぼったところ、
お化けきゅうりがどっさり採れてしまいました。

お化けきゅうりは、もとは普通のきゅうりですが、
満月の夜になると変身する…んじゃなくて、
収穫のタイミングが遅れたために、
通常の2~3倍のサイズに巨大化してしまったもの。
略して、オバキュウ。
とは言わないか(笑)

商品価値はありませんが、もぎたての新鮮なうちに、
ごく薄く輪切りにして食パンの上に一面に並べ、
塩をふって食べると美味しい。
英国風に、マヨネーズなしで、塩だけです。
スライスチーズでも合わせれば塩も不要なくらい。

ですが、生食では消費量も限られるので、
思い切って、和風に煮てみましょう。

皮をピーラーでむき、縦2つに割って、
メロンみたいな種をスプーンで取り除き、
端から一口大に切ります。
だし汁にみりんを少し入れて、煮立てたところに
きゅうりを入れ、沸騰したらあくをすくい、
火が通って透明感が出てきたら、塩と醤油で
お吸い物よりちょっぴり濃いめに調味。
そのまま冷めるまで置いて味を含ませます。

きゅうりの水気がかなり出るので、だし汁は少なめで。
うちではティーバッグ式の和風だしの素
(焼きトビウオが入っている博多風)を使って、
煮物と吸い物の中間のような感じにつくり、
たっぷりの煮汁ごといただきます。

しょうがをきかせ、片栗粉でとろみをつけてもいいし、
カニカマボコなど入れるとおかずっぽくなります。
冷蔵庫でつめたくしたのも暑い日には美味しい。
これは、加賀太きゅうりという(カラフトではない。
金沢の特産野菜で、瓜に似た太い品種のきゅうり)
の食べ方として紹介されていたもの。

その他、もやしと炒めて、海老も入れて、
塩味のあんかけ焼きそばにする、などなど、
(これは色彩的にとてもきれいだった!)
あれこれ工夫をしていますが、
まだまだ減らないオバキュウ。
さあて、次はどうしようか。

上の画像は、大きさの比較のために持ってこられ、
「うう…きゅうりキライ…」と迷惑顔の茶々さん。
それでも我慢してつきあってくれるところが
お茶々の偉いところであります。
(つまり、この猫の入ってる箱の長辺が33センチくらいなので、
きゅうりが大きいの、わかります?)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏のおでかけ

2010-07-15 10:09:27 | 日々
例年、夏場はめったに遠出しないのですが、
珍しく日帰りで、おでかけ。
前日が「晴れときどき土砂降り」だったりしたので、
用心して「晴雨兼用傘」を携帯。

その1
ローカル駅の待合室に貼ってあったポスター。

 「庚申堂 参拾年祭 御開帳
  落し物 失物 進学に 霊験灼か」
最後の字はアラタカと読むのか、アキラカか、自信なし。

その2
電車にて。
声高にしゃべっている年配の男性ばかりのグループ。
服装や雰囲気から、クラス会かOB会の小旅行と推察する。
年恰好に比べ、表情や言葉遣いがひどく若々しい。
「ボクなんかさあ」などと言ってはしゃいでいる。
高校かな。男子校だったんだ、きっと。
断片的に耳に留まった会話。

「いつでも行けると思ってたら50年たっちゃったよ」
「人間は海型と山型があるんだ」
「インターネットって何でもわかるんだってね」

(上の2件は前回のおでかけメモに残っていたもの。
ついでにここに書き写しておく)

その3
電車にて。
蜂に似た虫が1匹、迷い込んでいる。
向こう側の窓にいたが、そのうちこちら側に移ってきた。
隣の3世代家族連れは、ひどく怖がり、じいっと目を離さない。
お母さんはついに席を立ってしまった。
わたしは一見して危険性は低いと判断し、気にしないでいると、
おじいさんがわざわざ「蜂がいますよ」と教えてくれる。
「ええ、触らなければ大丈夫です」
平然と答えるわたくし。
(蝶々だったら、こうはいかない)
窓が開けられないので、逃がしてやることができない。
気の毒だと思う。

その4
フランス語で「駅にて」とかいう名前のカフェ。
スツールに腰かけると、目の前にドリンクメニューと並んで
電気のコンセントがある。
左右を見ると、2人に1つずつくらいの割合でついている。
ヒトは水分とカロリーの他に電力補給も必要になったらしい。

その5
地下鉄駅にて。
都会を離れて長くたち、まずわからなくなったのが、地下鉄。
新しい路線がいくつもできたし、従来のものも思い出せない。
表示の上では接続している線も、実際に乗り換えようとすると
とんでもなく遠かったりするので油断ならない。
こんがらがった路線図をしばし眺めた末、解読をあきらめる。
その結果、変な遠回りをしたらしく、
窓の外を同じ駅名が二度流れるのを目撃した。

その5
某出版社にて。
Rさんにおねがいしていた原画ができあがり、
会議室で見せていただく。
うわぁい!
いつまで見ていても見飽きないような絵です。
Rさん、画材一式持参で、こまかい修正をその場でしてくださる。
順調にいけば9月には絵本になり、心ゆくまで見られるはず。
たのしみ、たのしみ。

その6
帰りの電車で。
今シーズン初の蚊に刺された。
単線なので、すれ違いのため、途中駅で数分ずつ停車する。
すると、あけっぱなしのドアから蚊が入ってくるのだ。
ものすごく大きな蚊で、追い払っても逃げない。
この沿線の蚊は、電車に乗れば餌にありつけると知っているらしい。

満腹したら適当な駅で降り、また反対行きに乗ってもいいし、
そのまま新たな土地で暮らしてみるのも自由。
そんな人生も、いいかも。とは思わない。
終点が近づくにつれ、車内の乗客は減っていくので、
残っている人に被害が集中することになる。
傘じゃなく蚊取り線香を持ってくればよかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

封筒

2010-07-13 05:26:24 | 日々
壁に掛けてあるカレンダーは12枚綴りで、
1枚ずつぴりぴりとはぎ取っていく形式。
数字部分は利用していないので、ときどきめくり忘れ、
1週間くらい前月のままになっていたりするが、
それでももう残り半分になった。

つや消しの上質の紙が使われている。
表面のほとんどをモノクロ写真が占める。
コントラストが強めの、ざらっとした感じの写真だ。
裏は真っ白。
資料として、とっておきたい気もするが、
同じ被写体をカラーで撮った写真集をすでに持っているし、
なにしろサイズが大きいので保存には不向きだ。
しかし、そのままごみ箱に捨てるのもためらわれる。

この紙で封筒を作ったら、と思いついた。
じつは、これは以前にも何度か試みている。
正確に寸法をとらないと、きれいにできない。
わたしは製図は苦手で、シンプルな長方形でさえ
カドがひとつも直角にならないほどだから、
貼りしろまで計算して展開図を描くのはけっこう難しい。
市販の封筒の合わせ目をはがして型紙にしてみても、
へろへろしてうまくいかず、じきに飽きた。

今回も、すぐ飽きるんだろうと思っていたところ、
「手作り封筒テンプレート」というものを見つけたので、
さっそく買ってみる。
半透明のプラスティック板でできた型紙で、
1枚で4種類の封筒がつくれるようになっている。
定形サイズ3種類と、ミニ封筒ひとつ。
あ、これなら使えそう。
しかし、こんなものまで商品になっていたことに驚く。
エコ&リサイクルブームに乗ったのかもしれないが、
とにかくものすごく親切で便利な時代なんである。

カレンダーの紙をひろげ、テンプレートをのせて、
細いシャープペンシルで輪郭をなぞる。
うまくやれば、ポストカードサイズの封筒が2つとれる。
はさみで切って、折って、2辺を糊で貼って、
乾くまで重石に辞書でものせておけば、できあがり。
絵柄を表に出して、宛て名シールを貼るという手もあるが、
個性的すぎても使いにくいので、白いほうを表にした。

写真はランダムに切断され、内側に封じ込められている。
ピントの鮮明な部分もあれば、ぼやけた部分もある。
受け取った人は、何も知らずに白い封筒の一辺を切り、
中の手紙などを取り出す。
どこを切るかによって、写真がどう見えるかは違ってくる。
でも、多くの人は、わざわざ封筒の中などのぞいてみない。
のぞいたとしても、おそらく何だかさっぱりわからないだろう。
抽象画か模様という程度にしか見えないかもしれない。
面白い。

というわけで、
ときどき妙なデザインの封筒が届くかもしれませんが、
それ、ガウディ建築のリサイクルですので。
ご心配なく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナナちゃん

2010-07-09 21:57:28 | 日々
このところ更新ペースがやや落ちているのは、
高温多湿になると頭がうまく働かなくなるのに加え、
ちょいちょいサッカーを見たり、
(さすがに午前3時には起きられませんよ)
Mが旅先で撮ってきた写真(こんなの)を整理したり、
パソコンの引越しをしたり、していたからでした。

「えくすぴ君」に代わって(「びす田さん」を飛び越して)
「ナナちゃん」がやってきました。
ハードもメモリも増えたし、さくさく動くお利口な良い子。

新しいパソコンをお迎えしたとき、最初にすることは
…セットアップ?
いえ、まず梱包を解くより前にですね、
ホームセンターに行って、板を少々買ってきます。
猫が棚の上から机に飛び降りても大丈夫なように、
(特に、さんちゃん、きみのことだよっ!)
ノートパソをすっぽりおおうカヴァーを作らなきゃ。

ナナちゃんは、えくすぴ君よりスリムだけど幅が広く、
ケーブルのさしこみ口の位置も違うので、
今までのカヴァーは使えないわけ。
猫歴が長くなると、このへんはもう慣れたもので、
トラブルもあらかじめ予測し、未然に防ぐことができます。

大工道具を借りにMのところに行ったら、
ついでにトントンと作ってもらえたので、これでよしっと。
セットアップも最近は簡単になってるし、データの移行だって、
昔はバケツに汲んで何往復もして運んだものですが、
ナナちゃんにはお引越しツールがついていて、
ケーブルをあっちとこっちにつないでほうっておくだけで
各種設定も含めて一括転送できちゃうのでした。
すばらしい。

それでも、やっぱり完全に楽勝というわけにはいかず、
メールデータが「なぜか」書き出せない!とか…
住所録データが「なぜか」どっか行っちゃった!とか…
さらに、ナナちゃんには対応していないソフトが
思ったよりたくさんあることもわかって、少しヘコむ。

結局、5年前のHPビルダーは駄目みたいで、
やむをえず最新版を入れたところ、
(たまにしか使わないけど、これがないとできないのです)
見違えるように使いやすくわかりやすくなっており、
今までのあの苦労は何だったんだ!と唖然としたり。

えくすぴ君も壊れてしまったわけではないので、
(動作に多少不安な要素がありますが)
控え選手兼コーチとしてベンチにいてもらいます。
それに、音楽ソフトが、現在これでしか使えないんだから、
(ナナちゃん対応バージョンは出ないんだろうか…涙)
まだまだガンバレです。


さて。
一段落したので、3か月ぶりに髪を切りに行く。
(自分では2か月だと思っていた…)
この店はいつもTVがつきっぱなしで、
会話をしなくても気詰まりでないのが何より。
ケーブルTVなのか、ずうっと音楽番組で、
J-POPの最新ヒットが映像と共に切れ目なく流れている。
髪はさっぱりするけれど、2時間もいると頭の中は
いろんなフレーズの断片でいっぱいになってしまう。
アシスタントさんはお人形みたいな女の人で、
ときどきドライヤーの風がまともに耳にあたるのが怖い。
耳にあてないでくださいと頼みたいのだが、
なかなかそれが言えずにいる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七夕

2010-07-07 19:44:12 | 日々
七夕ですが、午前中から雨が降り始め、
夜になってもやみそうにありません。

スーパーで売られていた「七夕セット」は、
笹の葉も飾りもビニールでできていて、
コンビニ弁当とクリスマスを混ぜこぜにしたような
なんとも安っぽく風情のないものでした。
あれでも飾らないよりはましだろうか。
都会では笹もないだろうけれど、せめて飾りや短冊くらい、
色紙を切ったり貼ったりしてこしらえれば、
子どもだって楽しいのに。

某社のアンケートによると、
短冊に書きたい願いごと(10~60代)のトップは「健康」。
そして、織姫(織女)と彦星(牽牛)の関係を
「恋人同士」と答えた人が約77%いたとか。

「違うの?」とM。
「違うんだよー」
「じゃあ、何?」
「もと夫婦」
「えー、そうだっけ?」

Mは25年くらい前に「たなばた」という絵本を描いていて、
板の上に石膏か何か流して壁画っぽくするという
なかなか凝った絵だったのですが、ストーリーは忘れたそうで…。

織姫さんは天女で、地上に降りて牛飼いと結婚したけれど、
羽衣を取り戻して、天に帰ってしまうのね。
亭主の留守に、ふたりの子どもを置いて。
「なんで子ども連れていかなかったのかなあ」
とMは言ってます。
うーん、それはまあ、いろいろ事情があるんだろう(笑

牛飼いは、がんばって天まで追いかけて行ったものの、
結局、年に一度しか会えないことになってしまったから、
「もと夫婦、いま恋人同士」でも、いいのか。



話はとびますが、
このあいだMと一緒にイリアンジャヤに行った
H氏(中国系マレーシア人)によると、
マレーシアでは、紅茶にコーヒーをいれて
飲む人がよくいるんだそうです。
インスタントコーヒー(砂糖ミルク入り)を
お湯でなく紅茶で溶かす感じ。
たぶん紅茶の味はしないんじゃないかな。
カフェインは倍になるけれど。
気になる人は試してみてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぴったり

2010-07-04 16:32:01 | きなな日記
アカネちゃんちから プラムをいただきました
「きなちゃん はい どうぞ」
かあさんが あきばこをくれました

ぴったりだ
ぴったりだ
ねえちゃんが かえってくるまえに
ひとりじめ
はやいものがち
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューギニアのおみやげ

2010-07-02 14:19:40 | 日々
Mは1週間のニューギニア島遠征から帰ってきました。
飛行機がデンパサールで乗り継ぎなので、
おみやげはだいたいバリ島のもの。
木箱や本物の葉っぱを貼りつけたパッケージが可愛い。
ボトルはカユプティ(メラルーカ)オイルと、
白熊印(?)の謎の万能薬。

ニューギニアは、かなり大きな島ですが、
真ん中ですぱっと2つに分けられています。
東半分は旧イギリス領で、
現在はパプアニューギニア(という独立国)。
西半分は旧オランダ領で、
現在はインドネシアに属するイリアンジャヤ(という州)。
両方ともパプアと呼ばれたりニューギニアと呼ばれたりするので、
まぎらわしいですね。

Mが3年前に行ったのは、東のパプアニューギニア。
そして今回は、西のイリアンジャヤ。
フウチョウ(極楽鳥)をはじめ、鳥の豊富なところです。
その西の端っこの「鳥頭半島」(←訳すとこうなる?)の
標高1500メートルという山の中の小屋に泊まって、
ひたすら「チャイロニワシドリさんのバワー」を探していたという…

ニワシドリさんって誰? バワーって何?
という方は、えーと、ここで説明すると
長く長~くなりますので、
そのうちMが本を書きますから!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天使と悪魔

2010-07-01 07:54:48 | 日々
先日の新聞で見かけたジョーク。

天国チームと地獄チームが
サッカーの試合をすることになった。

天使「勝利はこちらのものですよ。
   名選手はみんな天国にいるんですから」

悪魔「さあ、どうかな?
   審判はみんなこっちにいるんだがね」


…いや、たまにはいるかもしれないけど、
みんなってことはない(笑

日本×パラグアイの試合は
とても公正なジャッジだったし、
残念ながら得点はできなかったものの、
つまらぬ失点もなくて気持ちよかったです。
よくがんばりました。よしよし。

パラグアイといえば、伝説の名ゴールキーパー、
ホセ・ルイス・チラベルトのお国。
この人が、わざわざフリーキックを蹴りに
ゴールからのしのしと歩いてくる姿が大好きで…
あれはフランス大会だったかな。
『ドルフィン・エクスプレス』のゴンさんのモデルの
半分はこの人でありました。
あとの半分? えーと、それは、秘密。


私信ですが、音夢鈴さま、楽譜ありがとうございました!
さっそく弾いてみました♪
詳細はのちほど紙メールにて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする