閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

鳶など

2012-12-22 17:48:01 | 日々


ふたたび「眺めのいい部屋」から。
神龍が出そうで出ない空。
(釣る気でいるらしい・・笑)

 

よく晴れた日、ノスリが2羽でくるくると輪を描きながら
高く高く上っていくのを見ていた。
ふと振り返ると、山の陰から、別の大型の鳥があらわれた。

 

こっちはトビだ。
比較的ありふれた鳥ではあるけれど、こうして飛んでいる姿は
堂々として美しい。
ほとんど羽ばたかず、音も立てない。
翼の角度をわずかに変えるだけで、らくらくと気流に乗っていく。
人に道が見えるように、鳥には風が見えているのかもしれない。

尾羽が、三味線のバチというか、お好み焼きのへらというか、
先がまっすぐなのがトビの特徴。
ノスリの尾羽は扇形になる、んだそうですよ。

ぜんぜんピント合ってませんが、この子がノスリ君。
トビより小さく、カラスより大きい。
でも、空の高いところを飛んでいると、色は識別しにくいし、
大きさもなかなかつかめない。
カアカアと鳴けば間違いなくカラス。

 

この家の上空でトビを見ることは、以前にはなかった。
カラスの数はあきらかに増えた。
引っ越してきて26年になる。
それだけたてば、動物も、植物も、変化する。
なにしろ26年前には何もなかったところに、
けっこう大きな木が生えているんだもの。

今年はいつになくシジュウカラが多い。
ヤマガラとシジュウカラは習性もよく似ているし、
見た目から「色違いの親戚」のように思っていたけれど、
近くで毎日見ていると、性格も少し違うようだ。

このあいだから、シジュウカラは、やたらと軒先に来る。
「ゴンゴンゴン」と音が響くので、何かと思って出たら、
窓枠の上あたりからあわてて飛び立っていった。
そういうことが何度もある。
そのたびに猫が目をまんまるにして身構えるので、気が気でない。
何の用があるのかよくわからない。
クモの卵や、何かの虫の繭をつついているのかもしれない。
ヤマガラは、間違ってガラスにぶつかるとき以外、
これほど積極的に家に来ることはないようだ。
ヤマガラよりシジュウカラのほうが市街地にも適応できるのは、
こういう気質の違いがあるからかもしれない。

 

 

毎日午後になると遊びにくる虹。

 

 

おっとっと! バランスが難しいぞ。

 

 

本日の「いいね!」

わぁい、クリスマスティー♪

(背景が、一見イルミネーションのようですが、
じつは違うんだな・・笑)

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ちいさなおはなしやさんの... | トップ | 龍釣り »