閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

向日葵など

2023-06-28 22:24:10 | 日々

ヒマワリの花がお日さまを追いかけて回るというのは間違いだと、牧野富太郎博士の本(『植物一日一題』ちくま学芸文庫)に書いてあるので、どれどれと見に行った。
たしかに。この子は朝も昼も夕方も、姿勢よく東を向いたまま、動いていない。ヒマワラズだ。

名前からして、ヒマワリは回るものだと、誰もが信じ込んでいる。人の顔のような花なので、お日さまに顔を向けるということがごく自然に納得できるせいかもしれない。実際にこうして回っていないのを見ても、何かの不具合で回らないのだろうと、例外のように思ってしまう。
よーく考えてみれば、回るほうが不自然だ。だって、朝は東、昼は南、夕方は西を向いたとしたら、あとはどうする? 翌朝また東からスタートするためには、夜明け前に大急ぎで(あるいは一晩かけてじわじわと?)180°逆回転しなきゃならないでしょう。


キキョウの青と白。
アトリエの前の庭なので、いつもはMが支柱をたてる係。今年はしていないので、ばらばらに倒れ、文字通りの乱れ咲きだ。
図鑑を見ると「日当たりの良い山野の草地に生える」とあるが、人家の庭でしか見たことがない。この背の高い倒れやすい草が、野生ではどんなふうに咲くのだろう。ススキなど高さのあるイネ科の植物のあいだに生え、周囲に寄りかかって、案外うまくいっているのかな。

 

コスモスがひとつだけ咲いた。うしろの白いのはルッコラの花。

コスモスといえば秋の花…短日性(日照時間が短くなると咲く)だと思っていたけれど、いまは夏至が過ぎたばかり。アサガオだってまだ咲かないのに。季節の先取りにもほどがある。

 

紅白アジサイ(仮)。だいぶ赤く染まってきた。

 

本日のゲスト。

夜の訪問者。モリアオガエルのモリーくん。

 

こっちにも1匹。アオくん。
(名前つけたって見分けがつきませんが! もう1匹いればエルくん・笑)
ライトで照らして近づいて写真を撮ったりしても逃げない。
夜が更けるにつれて鳴き声が大きくなる。
明日の朝には、また卵がふえているのかな。
おたま一期生の中には、もう後足が出てきた子たちもいます。

 

あれ? クレちゃん?

 

なんだ、コマも。

 

本日の「いいね!」

「みなさまの黒猫さんの名前の由来を教えて」

昔は「タンゴ」と「ヤマト」が多かったのよね。

コメント
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