閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

2016-01-27 17:02:43 | 日々

気温が2度上がっただけでずいぶん違う。
肩の力が抜けて、身体がらくに動く。
(冬眠体質なので、10℃を切ると動かなくなるんデス)
寒さは峠を越えたのかな…
いや、「峠」ではなく「谷」だろうか、こういう場合は。


  


 

探しているものが2つあり、めったに開けない押し入れを開けた。
あそこにあるはず…と思って20年くらい放っておいたのだが、
いざその箱をあけてみたら、そこにはないのだ。
はて、それでは、いったいどこに。

探していると、探していないものが次々と出てくる。
45年前の手紙とか、60年前の写真とか、80年前の器とか。
そのたびに手を止めて、しばし見入る。
こういうものたちに育ててもらった自分が、いまここにいる。
物持ちが良いことで有名な(?)閑猫は、「断捨離」という考えから
最も遠い場所にいるらしい。
捨てられない宝物が多すぎるのですよ。

あれこれ何でもためこむ人のことを"Pack rat"と呼ぶのだそうだ。
パックラット。ウッドラットともいう。
先日、ひょんなことから、この動物のことを知った。
アメリカ西部からメキシコにかけて20種ほどが住んでいる。
大型の草食性のねずみで、多くは森林に暮らし、
岩の割れ目や人家のすきまに小枝などを詰め込んで巣を作る。
何代にもわたって同じ場所に住みつづけ、巣を増築し続ける。
その巨大化した巣の堆積物の中から、ときには
ご先祖様が運び込んだ何万年も前の植物の種子が見つかり、
そこから気候や環境の変化がわかったりもするそうだ。 

パックラットには面白い習性がある。
ひとつは、ぴかぴか光るものを好んで持っていくこと。
もうひとつは、巣材を運んでいる途中で、もっといいものをみつけると、
くわえていたものをその場に置いて、新しいのを持っていくこと。
ある人が、10セント硬貨をうっかりそのへんに置いといたら、
いつのまにか5セント2枚になっていた…
という笑い話があるそうです。

ためこみ屋のねずみのお仲間がいるのは心強い。
捨てるか捨てないかで迷うようなときは、
とりあえず捨てずにとっておくのがいいと思う。
何年もたってから出してみると、それは記憶よりはるかにみすぼらしく、
かつての輝きはすっかり失せてしまっている…
そうなったら、悩むことはない、あっさり捨てればよい。
古くなってもまだ好きだったら、またしまっておけばいいのだ。
好きじゃなくなるまで。
まあ、収納場所にゆとりがあれば、ですが。

というわけで、きょうはだいぶごみを捨てましたが、
肝心の探し物はというと、ひとつはめでたく見つかった。
でも、もうひとつは依然として行方不明のままであります。
うーん、どこいったかなあ、あれは。 


本日のいただきもの

 

豆腐…ではありません(笑)。
うわさには聞いていたけど、実物、ほんとによくできている。
とことん豆腐になりきったデザインだけでなく、
この水が入ってないのに入ってるような感じとか、
持ったときの(まさか紙製品とは思わない)ぽてっとした重みとか。


 

もったいなくて開けられないわ~

いろんな種類あります →豆腐一丁

 

 

本日の「いいね!」…かどうか


「ブレードランナー2」

って、ほんとにやるの?(まだ疑っている)

 

 

コメント
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