閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

野ねずみのつかまえ方

2012-02-23 23:09:08 | 日々

Mのアトリエに住みついていたおねずさんです。

野ねずみの一種のヒメネズミかな。
身体の大きさは5~6センチくらい(尻尾はそれより長い)。
つぶらなお目目がとってもキュート!

小鳥の餌のひまわりの種の袋に入りこんだところを捕獲。
1匹だけかと思ったら、数日後、さらに2匹捕獲。
翌日、もう1匹。
いったい全部で何匹いるんだ??
(それより、どこからどうやって入ったのやら・・)

ハムスターもそうですが、ネズミは、貯食といって、
餌をあっちこっちに運んで貯めこむ習性があります。
アトリエにはMのコレクションの鳥の古巣がいっぱいあり、
これが絶好の隠れ場所&隠し場所になっているらしく、
発見されたひまわりの種の量は、とても1匹や2匹や3匹の
しわざとは思えないくらい多いんですけど・・。

長いあいだ、市販のねずみとり(カゴ式のもの)を仕掛けていましたが、
かかったことがありませんでした。
ふつう、ねずみとりといえば、大きなどぶねずみ用で、
カギにつけた餌をひっぱると仕掛けが作動して戸が閉まるのですが、
ちっこい野ねずみの力では反応しないらしく、いつも餌だけ消えていました。

では、どうやって捕獲するか。
種の袋をずっと見張っているのは大変ですしね。
おねずとり名人の真鈴先生におねがいしてもいいけれど、
なにしろ気まぐれな猫なのであてにならず。
というわけで・・

大きめのポリバケツを用意します。
ちっこくてもすごくジャンプ力があるので、
深さは40センチ以上はあったほうがいいです。

ポリバケツの上に新聞紙を1枚かぶせ、ぴんと張って、
周囲をテープでとめ、太鼓のようにします。
新聞紙の中央に、カッターで長さ10センチほどの切れ目を
十文字にいれます。
(切れ目をいれてから張っても可)
ひまわりの種を、切れ目の周囲にぱらぱらまき、
バケツの中にも少しいれます。

ポリバケツの外側には、木切れなどを斜めにたてかけて、
上にのぼれるように道をつくります。
道の途中にも点々と餌を置いて誘導します。
(ここ以外には餌がないようにしておくことが重要!)
あとは、暗くして一晩待つだけ。

ちょろちょろやってきたおねずは、新聞紙の切れ目から中に落ちこみ、
ポリバケツのつるつるした垂直面はのぼれないので、出られません。
朝になったら、バケツごと、猫のいない安全な場所に持って行って、
記念撮影などしてから、リリース。
おしまい。

これは山間部で家の中に入ってくるヒメネズミのつかまえ方です。
家の中で逃げちゃったハムスターの捕獲法もほぼ同じです。
(ハムスターはあまりジャンプ力がないので、もっと浅い容器でもよく、
落ちてケガをしないよう底にクッション材を敷いてください)
都会に住むクマネズミ、ドブネズミに応用できるかどうかは
やってみたことがないのでわかりません。

 

 

梅が咲きました。
小さい木ですが、昨年は梅酒1びんくらいの実がとれました。
今年はどうだろうか。

 

コメント
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