閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

どんぐり

2011-10-26 14:52:31 | 日々

種類の判別はむずかしい。
親の樹は斜面の上にあり、どれだかよくわからない。
葉っぱのギザギザの感じで、ウラジロガシ、かな・・

 

右の4つは、コナラ。
しゃれた模様が良いけれど、
お茶を飲むにはちょっと小さいわね。

 


「どんぐりが ころころって でてきてェ・・
どじょうが ぱくっ!」

呼夜、2歳半のとき。
とつぜん「いいこと思いついた」という顔で、
にこにこしながら、そう言いました。

ものすごく短いお話です。
起承転結の、起と結しかない。
しかし、これが、ストーリーというもの。
始まりがあって、終わりがある。
しかも登場人物が「ふたりも」いる。
すごいじゃないか。

「やっぱりお山が恋しいと 泣いてはどじょうを困らせた」
(青木存義作詞・梁田貞作曲)

おなじみの童謡ですが、そこで終わっちゃうと落ち着かない。
なんとかしたいと、誰しも思うのではないでしょうか。
保育現場では、本来2番までしかないこの歌に、
「鳥や動物がお山に連れていってくれた」という
3番を追加して歌っているケースもあるとか。

お山のどんぐりが、お山に帰り、ひと安心のハッピーエンド。
一方、「どじょうがぱくっ!」というのも
これはこれで、違う形のハッピーエンド。

「えー、食べちゃうなんて、かわいそう」
ではないのよ。
食べられたものは、生態系の中での大事な役割を全うし、
食べたものは、満ちたりた幸福感をあじわう。
2歳半の(人類の歴史のはじめのほうにいる)子にとっては、
それも自然な、納得のいくハッピーエンドだったでしょう。
(どじょうが、どんぐり、食べるか、は置いといて・・笑)


さてさて、閑猫も、どんぐりは食べませんので、
(食べられるようにする手間とお味が到底釣り合わない)
拾ったどんぐりは、猪さんのお夜食に・・
あげるから、庭を、掘るな。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする