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政策は両国共に成功だった。――――が。

2019-03-08 17:50:12 | 日記

政策は両国共に成功だった。――――が。俺がこの世界に来る羽目になったのは、この政策が原因だった。この世界には、魔法を使用するために各個人に合わせた武器を創る技術がある。ま家務助理、自分の属性や魔力に合った「パートナー」として、魔物や幻獣を「使い魔」として召喚する技術も。戦う人間ならば、大抵の者がこの2つを所持している。今までは限られた人数だけが行っていた「魔武器作成」と「使い魔召喚」だが、この政策によって、学校に通う全員が行うこととなる。これが、良くない。俺にとって、非常に都合が悪い。そう。何を隠そう、この「使い魔召喚」が、俺の世界での「神隠し」の原因だった。目を細めて「眼」を切り替えれば、この世界から細く伸びる光の糸が視認できる。糸の先には、俺の統べる世界がある。この糸が、「使い魔」の「召喚」の度に、まるで釣り糸のように投げられ、明確に隔たるはずの世界を繋げている。あの糸が見えるということは、今この時もまた、俺の世界から、恐らく俺の領域に含まれるイキモノが喚ばれ、誰かの「使い魔」となったはずだ。此処で一つ断っておくと、俺はあの世界の「闇」を統べるモノだが、別に「闇の住人」たちを「支配」しているわけではない。俺はあいつらの「王」で、あいつらは「俺の領域」に括られるが、必要がない限り基本的に干渉はしない。俺がやるのは闇に属する世界の「管理」だけだ。だから別に、あいつら、使い魔として召喚される魔物や幻獣などの「闇に属するモノ」たちが自分の意志でこの世界の人間に手を貸しているなら、自分の意志で傷つくなら、対等に扱われているなら、さして何もする気はない。だが、もし、違うなら。もしも、召喚されたことが引き金として強制的に使役されているのなら。もしも、意志に反してこの世界に縛られているのなら。もしも、まるであたかもこの世界の人間が「格上」であるかのように、見下されているのなら。――――考えただけで、嗤えてくる。俺の感情に反応して、周囲の闇が一瞬だけ蠢いた。小さく、笑う。もしも、その時は。誰の領域に手を出して、何を勝手にヒトのモノを「使って」いるのか、完膚なきまでにわからせてやる。

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