チェルノブイリ子ども基金・事務局だより

チェルノブイリ子ども基金スタッフが綴る事務局の日々。

「トリチウム汚染水」(多核種除去設備[ALPS]処理水)海洋放出反対の署名

2020-05-18 12:07:28 | Weblog
この緊急事態宣言の中で集会などもできない状態が続いていますが、
一方で政府はトリチウム汚染水の海洋放出を強行する動きを進めています。
チェルノブイリ救援関西の振津医師から下記の呼びかけが届きました。

長文ですがぜひお読みいただき、賛同署名に協力をお願いします。
また拡散をお願いします。

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皆さま

「コロナ自粛」が続く中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。一日も早く感染が終息に向かうことを願うばかりです。
このようなの中でも、それぞれにフクシマと繋がって、できることを粛々とやるしかないかな…と思っています。

さて、今日は皆さんに、急ぎのお願いがあってメイル投稿させて頂きました。
すでに様々な団体や個人が取り組んでおられると思いますが、「トリチウム汚染水」(多核種除去設備[ALPS]処理水)海洋放出反対の署名へのご協力のお願いです。
http://fukushima-kenmin311.jp/

「コロナ自粛」を理由に、福島事故被災者の生活に必要な様々な課題が後回しになっている一方で、国と東電は、
第一原発の敷地内に溜まり続ける高濃度のトリチウムやその他の核種を含むALPS処理水(トリチウム汚染水)を「薄めて流せば大丈夫」として、「海洋放出」の選択決定に向けた準備を着々と進めています。

今年2月に経産省の小委員会が「海洋放出が最も現実的」とする報告書をまとめ、
3月から経産省による福島県内の関係各団体や自治体等への「説明会」が次々と開催され、パブコメも間もなく締切りです(5月15日締切)。
安倍首相も「できるだけ速やかに決定したい」と明言し(3月9日)、政府は「コロナ自粛」など関係なく、この夏までに「海洋放出」を決めてしまおうという勢いです。
反対の声が福島県内外から上がっていますが、県内世論全体としては、
政府の「リスク・コミュニケーション」が行き届いているためか、また「自粛」も重なって、まだまだ反対の声が大きくはなっていないのが現状かと思います。

そのような中で先日(4月15日)、「原発のない福島を!県民大集会」実行委員会からも「トリチウム海洋放出に反対する署名」が呼びかけられました。
「コロナ自粛」のために毎年3月に開催していた「県民大集会」は中止を余儀なくされましたが、これ以上の放射能汚染の拡大、
しかも意図的に高濃度の汚染水を薄めて海に流すというようなことを許してはならないと、反対署名が始まりました。
この署名には市民団体・労組等だけでなく、福島県漁連はもちろんのこと、農協、森林組合、旅館ホテル組合など、生産者、観光業など様々な立場の人々も賛同しています。
このように「県民全体の声」として反対世論を拡げて国・県・東電に示してゆこうという取り組みは、これが初めてかと思います。
下記のサイト(再掲)に署名用紙、呼びかけ文が掲載されています。
数日前に「オンライン署名」も開設されました。同じく下記のサイトにリンクがあります。
まだの方は、ぜひ署名して下さい!そして拡散して下さい!
http://fukushima-kenmin311.jp/

もちろん「海洋放出」は、福島だけの問題ではなく(お隣の茨城県では知事も漁連も反対し、全国漁連も反対表明していますが、福島県知事は残念ながら「慎重に対応」と言っていて…)、
全国、全世界の問題です。海洋汚染を禁じた国際条約にも抵触する可能性があります。
県民大集会実行委員会は「全国の人々とも繋がって反対の世論を強めたい」と県内だけでなく、全国署名としても協力を呼びかけています。

2015年に「サブドレン・地下水ドレン等」排水の苦渋の選択を迫られた際に、
福島県漁連と政府・東電の話し合いの中で「排水は薄めない」「ALPS処理水は海に流さない」との「約束」がなされています。
また、もしALPS処理水を海洋放出したら東電の試算に基づいても「原発の敷地境界で年1mSv」「一般公衆の被ばく限度1mSv/年」という法令で担保されている線量を明らか超え「法令違反」になります。
さらに「放射性廃棄物の海洋投棄は選択肢としない」とした原子力委員会決定(1993年)にも反します。
しかし政府と東電は、国民にこれらのことは知らせず、ごまかしながら「もうタンクの置き場がない」(これも真実ではない)と宣伝し、
この機に海洋放出を決めてしまおうしているのです。
こんなことを許せば、今後何十年にもわたって、どんな高濃度の放射性物質でも「薄めて流せばいい…」ということにされてしまいます。

お忙しい中、動きにくい中でのお願いになりますが、皆さんの回りで少しでも、お声かけやメイル等で拡散して署名を集めて福島に送って頂ければと思います。

以上、長文メイルになって申し訳ありません。皆さんも、感染に十分気をつけられて、どうぞご自愛下さいませ。どうぞよろしくお願い致します。

振津かつみ
「チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西」

P.S. 下記もあわせてご参照下さい。
「チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西」ニュースレター「ジュラーヴリ121号」新地町の漁師さんの「インタビュー」を紹介しています。
http://wakasa-net.sakura.ne.jp/che/121.pdf
原水禁
http://gensuikin.peace-forum.com/2020/04/21/syomei0421/
原子力資料情報室
https://cnic.jp/9089
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