【本日の登場人物】
ちび姫さま:やっぱり元気な1歳児。やっぱり今日も主役です。
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ちび姫さまは、とても打たれ強くていらっしゃいます。
いつでも、あちらにゴッツン!そちらにドッシン!
ぶつかったり、落っこちたりのコトがあまりにも頻繁に起こるので、泣いている暇すら無いのが現状なのでございます
そんなちび姫さまでございますので、母上も、
ちび姫様が転んだり、ぶつかったりしても
「あらあら、痛かったわねぇ。大丈夫?」などとはお声を掛けません。
その代わりに「がっはっは!」と笑い飛ばす始末です。
母上が笑い飛ばすと、ちび姫さまも釣られて笑って、それで、すぐに又、遊び出すからでございます
まかり間違って「痛かったでございましょう」等と優しい言葉をおかけすると
いつまでもグズグズと泣いてしまったりして厄介なのでございます。
そんな母上の対応と、御自分のやんちゃに慣れっこになってしまっているちび姫さまが、「痛いよ~」と言って泣く場合は、よっぽどのコトでございましょう。
先日も、階段から転げ落ち、「ママちゃ~ん!痛いよ~」
が発せられました。
さすがのちび姫さまも、ついに怪我をなされたか
母上は慌ててちび姫さまの元へ駆けつけました
「どこが痛いのですか?」と聞くと
「おててがいたい」とのことで、右手を差し出してまいりました
右手は指を伸ばせない状態らしく、力の入らないパーの状態になっています。
「まさか、骨折」嫌な予感が母上の脳裏をかすめました・・・
病院に連れて行くべきか否か。母上は一瞬悩みましたが、“とりあえず怪我の状態を把握しなくては”と思い、ちび姫様に
「おててを、グー・パー・グー・パーしてみて下さいまし」
とお願いしました。しかし・・・ちび姫さまは
「できないよー」と泣くばかり。
しばらく時間が過ぎましたが、手には内出血痕も腫れも出てきません。骨折は無さそうです。しかし、手を握ったり開いたり出来ないとなると、突き指くらいはしている事でしょう・・・仕方ない、病院へ
ところがその瞬間、母上はひらめきました
おもむろに、お財布から小銭を取り出し、ちび姫さまの足元、床一面に小銭をばら撒いたのでございます。すると・・・
「おかね、あったー」
・・・ちび姫さまは、動かなかったハズの指先を器用に使いこなし、床に散らばった小銭を嬉々として拾い集めておいでです
・・・あぁ、よかった。
どうやら、骨折でも、突き指でもなさそうですしかし、こんな確認の仕方って・・・
実はちび姫さまは、現金大好き
いつも父上や母上に向かい
「おかねちょうだいよ」とストレートな要求をなさいます。
先日は父方の爺やに逢うなり「おかねちょうだい」とおねだりなさいました。
母上の教育が疑われた一瞬でございました。とほほ・・・