ケミストの日常

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ルールを決めたら守ってほしいけど>新卒就活は4年の夏から 経団連

2010-09-26 12:36:21 | 若者・就職・未来
新卒就活は4年の夏から 経団連、長期化に配慮し徹底へ
産経新聞 9月25日(土)7時56分配信
 日本経団連幹部は24日、新卒採用選考の開始時期を、4年生の夏以降に徹底するよう申し合わせる方針を明らかにした。雇用情勢の悪化を背景に学生の就職活動が年々早まっているため。経団連が加盟企業向けに策定している新卒採用のための「倫理憲章」にも盛り込み順守を呼びかける。早ければ10月中旬の正副会長会議で正式決定する。

 大学生が就職活動では、多くの学生が3年生の秋に就職活動をスタートする。大手企業では、4年生の4月ごろに採用試験を実施。ゴールデンウイーク前に内々定を出す会社も珍しくなくなった。

 内定を得られない学生はそれ以降も就職活動を続け就活に要する時間が大学生活の半数以上を占めるケースも少なくない。長期化する就活期間に大学側は「学業がおろそかになる」と強い懸念を示している。企業側も「優秀な学生とそうでない学生とが二極化している」(大手メーカー)と学習経験が十分でない学生が増えていると指摘している。

 このため三井物産、伊藤忠商事など商社を中心に構成する日本貿易会(槍田松瑩(うつだ・しょうえい)会長)は平成24年入社の新卒から採用試験の時期を遅らせ、選考開始時期も見直す方針を決定。経団連にも雇用委員会の新卒採用ワーキンググループを通じて採用活動を遅らせるよう提案した。


平成24年入社の新卒と言うと、現在の修士1年生、学部3年生。
これがルールとして定着すると、後期の講義はまともに成り立つことになる。
まあ、現状でも、講義崩壊というほどの状況にはなっていないけれど。

それでも「新卒採用選考の開始時期を、4年生の夏以降に徹底する」というのは私の学生時代よりも「遅い」スタート。
バブル時代だったからかもしれないけれど、進学しない同期は4月か5月には内々定をもらっていた。
就職協定なんてのもあったみたいだけど、有名無実。

現状は、そんな就職協定も無くなっての「青田買い」だから、何らかのルールがあることは望ましいけれど。

ただ、これ、学生や大学の教育に配慮して、っていうより、企業の都合が垣間見える。

そもそも、「学校推薦」が細って企業の採用負担も大きくなってる。
大学の入学の場合なら受験料とれるけど、企業の採用で金払え、はさすがにできない。
自由応募だと、それこそ山のように多くの学生が希望してくる。

募集枠に対する応募者数の多さに、採用も機械的な基準で絞らざるを得ない。

結局「学校推薦」復活という話も聞こえてくる。

それに、経済状況の先読みが難しくなった、ってのも内定を出す時期を遅らせるための動機になっていそう。
4月に内々定を出した後の9月のリーマンショックってのは企業で結構問題になったらしいし。

「4年生の夏以降に徹底」は理系だと卒研の書き入れ時と重なるし、大学の情況がどうなるかはまだちょっと見えない。
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