近年イギリス英語の劣化は著しく、私の英語が本家(含むBBC)より'Classy'に(^_^;)。それって恥ずかしくない?

東大出の凡人。でも、その英語はクイーンズイングリッシュ。それも超一級。私より発音のいい日本人がいたら、教えて!

韓国への半導体材料輸出規制問題

2019年07月14日 | Weblog

韓国は事前に情報を把握していながら高を括っていた(=日本を舐めていた)。 だから日本の輸出管理の見直し発表で泡を食い、まるで「真珠湾攻撃」を受けたみたいな大騒動になり、政府高官をアメリカに派遣したり、WTOに訴えたりのドタバタ劇になった。でもね、経産省でこうした事案を担当した元官僚が言ってましたが、これ別に“禁輸”ではなく、韓国へ輸出する際の優遇措置をやめて他のアジア諸国と同じ扱いにしようというだけなので、それほど大打撃にはならない。なのに韓国のこの大騒動は何なの?となるわけですが、それはこういうこと:この件でもし韓国が日本の立場だったらどうするか?間違いなく“禁輸”に準じる措置をとる。だから“すわ真珠湾攻撃!”とパニクったのです。でも日本の官僚は、いくら政治からの圧力があっても、法を曲げてまで禁輸するようなまねは出来ないし、しない。この民族の誠実さの差が韓国側の反応に色濃く反映している。ただ日本側も、選挙が絡んで今回の措置が「禁輸に準じた報復」と受け取れるような印象操作をした感があり、どっちもどっち。

でも、ここから先が問題。「真珠湾じゃなかった」「大した実害も出ない」と分かったら韓国はどんな反応を見せるか?「何だこの程度か。やっぱり日本は大したことない。恐れるほどのことはなかったんだ!日本は張子の虎」と尚一層我が国を見くびるようになります。これが大問題(>_<)。実際の真珠湾攻撃でも、敵に一撃を与えればアメリカは妥協してくるはずだから和平に持ち込めるみたいに甘く考えたわけじゃないですか。今回の日本側の攻勢を韓国が“真珠湾”と受け止めてパニクった以上、ここは韓国のやり口を真似、相手の土俵にのって更に追い詰め、徹底的に叩いて相手に音を上げさせる(=白旗を上げさせる)までやるべきです。そうしなかったら、元の木阿弥に終わるどころか、前より日本は韓国にもっと見下される結果になる。でもまあ、日本人は“優しい民族”ですから、そこまで非情に徹することができず、「何だこの程度か。やっぱり日本は大したことない。恐れるほどのことはなかったんだ!ニッポン、くみしやすし!」と尚一層その存在感を軽くして一件落着になるだろうというのが私の見立てです。

P.S.:駐米英大使が辞任しましたが、非常に面白い記事がありました:Outgoing British Ambassador Kim Darroch’s leaked diplomatic cable is full of inside dope on how to bend the president to your will. よろしかったら聴いてみてください。イギリス英語を勉強したい人には大いに参考になるはずです:

 https://soundcloud.com/user-769257566/darrochsadvice


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