歌才自然の家のシェフのぼやき

北海道の料理人がお届けするブログです

包丁修繕~有次へ~

2008-02-01 09:57:16 | 料理

2008年2月に入った
『くろまつない』今日は雪です。
結局は『ちょうじり』があって
例年通り!黒松内らしい冬って事だと
楽観しているのは僕だけでしょうか?

料理人を目指し上京して早くも
『22年』『エッ?』って感じですが
とりあえず、同じ道を歩いています。

修業時代から使い込んだ『有次の包丁
だらしない僕が『唯一』共に一緒に歩いて最愛の道具。
毎日使うもので無いと大変不便。
でも、掴み柄の象牙が割れてきて
『痛々しい・・・』

思い切って、包丁の生まれ故郷『有次』に
包丁修理を依頼いした
『薄刃&和牛刀』。

それぞれの包丁に対する想い出が有りますが
一番は『一生使えるもの身に付けている』と
言う、感謝と誇りです。

仕事が上手く行かなくて悔しくて砥石を涙で濡らし
2時間、続けた『包丁研ぎ』。

包丁だけ磨いても結局、切れ味抜群の刃で
『ボー』とした自分を傷付けてしまい
足手まといで空回り・・・

『ママゴト』の道具は時間をかけて
『飯事』(ままごと)仕事の大切な役割を果たしています。

『血と汗と涙と笑い』滲んだ包丁。
今頃は築地に里帰り修繕中。

早く帰って来ないかな~