元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

正しい歩き方って・・・???

2009-11-06 23:32:39 | 健康
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本日、Tさんから こんなお声をお聞きしました。

「靴の外側が減るので、拇指球を付けることを意識してウォーキングをしたら、膝の内側が痛くなっちゃった!?」

せっかく意識を高く持って努力をされたのに、ちょっと残念でしたね。

靴の外側とは どのへんでしょうかね?
踵の外側が 減るのは そう悪い事ではないのですよ。


足を着地するときは(踵接地期)は 踵の外側から着き、足の裏が地面に着くのも(足裏接地)も、小指の付け根すなわち、外側にあります。

えっ?! 小指の付け根?と意外かもしれませんが、小指の骨の付け根は 思いのほか、踵の骨の近くにあります。 すなわち足首の関節にも近い=体重が乗って安定しやすい位置なのです。(立脚期)
踵が離れて蹴りだして、足指が離れるとき(足指離地)に、やっと親指と人差し指の間で蹴りだします。


拇指球で蹴るのは 最後の最後。
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Tさんの歩き方を見ていると、そう悪くはないと思いましたがね~?!
拇指球を意識するあまり、足の底が内側に重心を置きすぎて傾き、その結果、膝が内側に捻られてしまったのでしょうね。


足底ローリングという言葉があって、ボールを転がして、コロコロ転がるように、踵から入れば、つま先が上がっていて、その後は 一連の動きが自動的に連続されるようになります。

もっと言えば、体幹や股関節の動きから足の動きまで連続し、その結果、下半身の動きが脊柱や肩甲帯(肩甲骨・胸郭)を介して腕の動きへと繋がります。
手の動きは  脚の動きの結果なのです。
手をの動きを見れば、どんな脚の動きをしているかが分かるぐらい・・・。
手の振りだけを直そうする人が いますが、それも身体全体の動きとしては不自然です。
肩や腰を痛める可能性もあります。

歩く動作は スポーツと同じ全身運動なので、一か所だけに固執すると、動きの連続性が無くなり、動きのレールが繋がらず、どこかの関節や筋肉で脱線(故障)してしまうことになります。


それと、身体全体がロボットのように固ければ、ロボットのような歩き方になりますし、足の変形があれば、ボールやタイヤのように転がらず、ボールでいえば、ラグビーボールのようにユラユラし、その結果、身体全体もユラユラという事にもなります。
正しい歩き方ができる身体が備わっているか?という点も大切です。
その場合は 各身体のパーツごとの点検やエクササイズが必要です。

その人の身体で、今ベストな歩き方があります。
教科書通りの歩き方を誰しもができて、誰にでも向いているとは 限りません。


気を付けてくださいね~!

明日は こんなお話をしてきま~す!! がんばりま~す!


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