股関節手術・・・その後

昨日、テレビを見ていると、前川　清さんが股関節を手術されたと、お話しされていました。
子供のころから　股関節に変形があり、痛みに苦しんでいらっしゃったようです。
還暦を前に、人工関節を入れる手術をされました。
人工関節の持続力が　約２０年と言われていて、若いころに手術をすると再度、手術が必要になるそうで、長年の間、我慢をされていたそうです。

以前から　なんどか、このブログに登場していただいているＳさん（７０歳代前半女性：パーソナルトレーニングクライアント）・・・
人工関節の手術から来週で４か月になろうとしています。

退院直後・・・「痛くて、歩けません！　手術なんかするんじゃなかったのかも・・・」と言っていたSさん。

それが　今日は・・・
おうちの電話が鳴ると、走ってる～～～？！

Ｓさん「ご近所のＡさんは　杖も持たずにスイスイ歩く私の姿を見ても、かたくなに手術を拒んでいるわ。
早く手術をすればいいのにね～」

Chii「手術しなければよかった…って、おっしゃってたのは　どなたでしたっけ？？」

Sさん「そんなこと、私、言ってたっけ？」

歩行の様子など、ビデオに残しています。
この４カ月間は　私にとっても良い勉強の機会となりました。
高齢者でも、筋肉は　肥大する！！
また、時折起こる痛みと筋肉の拘縮や可動域の変化なども、よく触らせていただき、実感することができました。　

高齢者のトレーニング効果は　“３カ月程度で高齢者でも筋肥大が起きる”と学術上では実証されています。
でも、実際のところ、スポーツ医学センターでの実績を考えると、７０歳以上の方は　まずセンターに出向き、トレーニングを自分で覚え、自宅でトレーニングを行う気力が高められず、体力の変化・疾患の改善に至らない場合も多いです。

しかし、Ｓさんのように、長いおつきあいで在宅訪問をし、手術後は　私が　週に１回行く以外に、２日は　オオヤマン（神戸ＹＭＣＡ専門学校の卒業生）が勤めるクリニックにお願いをしてリハビリをおこなって頂きました。
最近では　プラスして、フィットネスジムにも行っていただいています。
（ここでも、神戸ＹＭＣＡ専門学校の卒業生にお世話になっています！　助かるわ～！　感謝！）

Ｓさん自身も「私、このままでは　ウツになってしまう…と思って、歩くことにした」なんて、おっしゃることもあり、かなりの葛藤がおありだったようです。
体力が　気力を超えて、向上したのでしょうね。

「先生、ほら！見て～　こんなことも　できなかったのに、できるの～！」
と、今日・・・
足の指を　ぐ～ぱ～と動かして、見せてくださいました。

Ｓさんの脚は　走れるほど、術後より　筋肉は　肥大し、足の指の筋肉も　良く動くようになりました。

頑張ったＳさんに　今日、ご褒美のお知らせがありました。
来年の子供の日に、お孫ちゃんが　お生まれの予定・・・
ますます元気になってもらわなくっちゃ<emoji:cute>