今日はありがとうございました。

名前も知らなければ、顔も見たことのない人たちが殆ど。
今日のスコップ団は、１００名を超えた。
この度、スコップ団の述べ団員は３５０名を超えました。
一万人まで、もう少しだね。
絶対、収集つかないね。
俺たち全員が乗ったら、イナバ物置ですら壊れる。
昨日からも含めて、５軒？６軒か？を全て終えることが出来た。
皆のお蔭です。
どうもありがとう。
３人で始めたスコップ団。
名前がださいと言われたスコップ団。
今じゃ３００名だってさ。
すげぇじゃん。
７人参加の時に、
「今日、楽だね。いっぱいいて。」
と話してた。
その頃に来てくれていた高校の後輩のスギや小野寺兄弟も来てくれた。
すごいことになってるだろう？
お前らのお陰だよ、本当に。

赤ちゃんは、家にはいなかった。
どうしようもない位に気を張っていたけど、ついに、帰りの車の中で泣いてしまった。
川上くんだっけ？
間違ってたらごめんな。
床下、全部潜ってくれてありがとう。
現場を見ていない人は想像できないと思うけど、泥はすごいし、匂いもすごい。
水分の量もひどい。
人手が無かったら終わってなかったと思う。
彼の、その勇気と見つけてあげようという気持ちに、俺が救われた。
胸が一杯になった。
農民もありがとう。
ポニーのおじさんも。
としちゃんも、ハゲチョビンも。
かつ丼しぶきも。
キリがねぇからやめるけど、心強かった。
それしか言えねぇよ。
あと、熱中症が４名。
体調管理が本当に重要だという事を知らせてくれた。
ありがとう。
土嚢の女、石川さん。
氷、こぼしてごめんね。
お姫様抱っこで車に運んだけど、
「重いですから！重いですから！」
と言う君は元気そのものだったね。
重かったよ。
発電機よりも。
今日は、そんな報告しかできない。
気力的に。

帰り道、団長と副団長のみでジュンペイの母ちゃんの通夜に顔を出した。
俺が最初に香を焚かせてもらった。
母ちゃんの遺影が、本当に優しい人だったんだろうなぁという顔だった。
スコップ団として彼が参加するまで、全くの知らねぇ人だし、街で肩がぶつかったら、むしろケンカをしてたかもしれない。
でも、もう友達だからな。
母ちゃん、本当に残念だった。
超能力が欲しい。
時間を戻して、全員を助ける位の力が欲しい。
タケチンと雄大が手を合わせるのを後ろから見ていた。
彼らは、宮城のヒーローだ。
俺の中では。
その優しさに、強さを感じた。
ジュンペイは、どんな気持ちでスコップ団に参加してくれているのか。
それを思い、更に涙が出た。
みんな、それぞれ悲しみがある。
悲しみに上下はない。
程度はない。

心からそう思う。

ジュンペイの母ちゃんよ。
ジュンペイは今、すげぇかっこいいんだぜ。
優しくてさ、本当に強い人なんだ。
今日も葬儀があるから参加できないって言ってたのに、ビワ持って心配そうに顔を出してくれて。

知ってるかもしれないけど、ザラにはいねぇ、いい男だと俺は思う。
天国でゆきえさんとよろしく。
髪切ってくれるよ。
平の紹介だ、と言えば大丈夫だと思うから。

ジュンペイとは、どちらかの全てが終わるまで付き合う。

ジュンペイの母ちゃん、そういう訳でよろしく。
こんなに素敵な街なのに、沢山の人を悲しませてる。

人生だから色々あっていいけど、
こんなことは、もうなくていい。

こんなに素敵な街なのに。