池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

佐賀旅行(2)唐津城

2019-04-07 17:43:45 | 遠足・旅行

佐賀旅行の第二回です。

鏡山から虹の松原を堪能し、唐津市内にやってきました。

駅前に、「唐津くんち」曳山の像がお出迎えです。

佐賀に来るのが初めてなので、もちろん生で観たことはありませんし、画像、映像でも”でかい金魚”くらいのイメージ、よくいえば大迫力、悪くいえば”夢に出てきそうな”気味悪さですが、さて、「曳山展示場」で見る実物はどうでしょうかね。

さて、駅前は、駅前らしからぬ閑散とした感じで、、、メインの唐津城は海の方にあるので、駅から近い順に、目星をつけていた名所を巡っていくことにします。

線路と垂直で駅前の道ですから、”駅前の大通り”というか、大きくない道をてくてく歩くと、市役所に突き当たります。

う〜ん、、、唐津って、名前から”長崎みたいな”と勝手な思い込みがありましたが、どうも違うような。。。歴史なのか、単に古いのか。。。

肥後堀。

まあ、島原の乱前に12万石、以後8万石ですから、そんなに大きな城構えではないのは承知していますが、まあ、現存しているのがこれということで。

こじんまりとしたバランスはいいんじゃなでしょうか(すみません、決して、唐津をディスっているわけではないんです。ただ、ちょっとイメージが違っていたので、表現がどうしても、ちとマイナスな感じに、、、)

ちょっとしたスーパーとかバスターミナルのある”目抜き通り”を右に向かい、

旧唐津銀行本店の建物です。

九州って、明治維新で勝った側なので、明治期のハイカラな建物が多いですよね。

私の故郷の福島は、朝敵にされた側ですから、あんまりなくて、僻むよりむしろ、羨ましい感じがします。

平成9年までは、佐賀銀行唐津支店として、実際に使用されていたんですね。驚きました。現在は佐賀県指定重要文化財として一般公開。

当時のカウンターとか、

矩折(かねおり)階段とか、

吹き抜けにシャンデリアとか、昔はハイカラ、今はレトロな趣がいいですね。

 

続いて、唐津神社へ向かいます。

唐津くんち(唐津君の家に一見読めてしまう)は、唐津神社の秋の例大祭として行われるそうです。

大鳥居から徐々に入っていきます。白い鳥居ってのも、なんといいますか、とりあえず、青空に映えますね。

本殿です。

境内には、他にも色々な神様がお住いのようです。

ひとつふたつなら普通の風景(同じ境内に、お稲荷さんがあったり、厳島神社があったり)ですが、ここまで色々同居されているのは、私の”ツボ”にはまって楽しくなります。八百万の神様の国ですから、一箇所にたくさんいて欲しい、というのは私だけ?

お隣は「曳山展示場」です。(入場料300円)

一気に行きます。すごい迫力で驚きました。

でかい!

獅子頭と、

いました、金魚(実は鯛)

乗り物系(でいいのか?)もあります。金魚の隣は鳳凰、そして鯱かな(尾びれが反っているから)

こっちが龍か。

一応、乗り物カテゴリで浦島太郎。こういうもので出てくる亀は、縁起物とは程遠く、怪獣みたいなのもお約束か。

そして、兜。上に獅子頭みたいなのが乗っている兜も多いから、カテゴリーとしては一緒かも。

これら、思っていたのより大きいし、上映されている映像見たら、すごい迫力ですね。

なんといいますか、”顔”が立体的に迫ってくるし、重厚感、質量を感じるので

張りぼて?の、”ねぶた”とはまた違った迫力があります(”ねぶた”は”ねぶた”でいいんですよ。東北人としては)

ただ、”ねぶた(青森)”も”ねぷた(弘前)”も絵巻物なので、この”顔”が迫ってくるのとは違いますね。

博多祇園山笠とか博多どんたくとセットで観られたら、と思うのですが、唐津くんち単品で”東京から行く”のは、、、悩みます。長崎くんちとも一ヶ月ずれるしなあ。。。

 

ともあれ、唐津くんちの迫力に圧倒され、祭りの雰囲気に心惹かれながら、周辺の観光名所を巡りつつ、唐津城に向かいます。

 

三の丸の跡です。何かあるわけではないのですが、満開の桜が青空に映えます。

旧大島邸。駐車場の大きさに驚きました。

有料なので、門からちょっとのぞいて(笑)

続いて、「西の門館」とは?と思ったら、曳山の倉庫と、唐津焼の販売所。

ただ、単なるお土産物屋とは、ちょっと異なり、様々な窯元の作品を分けて、展示、販売していますので、一見の価値ありです。

次は、旧高取邸。ここも有料なので、外見スルー。

まあ、見所もあるのでしょうが、近代に入って、古い旧家の昔のものが飾ってあるのは、お金を払ってまで見る興味を覚えないんですよね。

すみませんね。

他方、埋門ノ館(うずめもん)ですが、

係の方に、説明をお聞きすると、

平成に作られた、昔の武家屋敷はこうだったと見ることができる、社会教育のための施設だそうです。

名前の由来は、先ほどスルーした高取邸の辺りに、砂浜に埋まったような門があり、それを再現したとのこと。

お花、お茶、お歌の会場として利用されていると。こういうのは私のツボです、むしろ。

時の太鼓。

時計が埋め込んでいるのが面白いですね。もちろん、算用数字ではなく、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥で、時間が記されています(午が0/12時です)

ニノ門堀の桜です。引き潮だったのか、ほぼ空堀状態。

 

そして、ついに唐津城が見えてきました。

気持ちが盛り上がってきます。なぜなら、唐津城こそが、今回の旅行第一のモチベーションですからね。

白壁に、天守の赤い欄干。なんか雰囲気が、会津の鶴ヶ城に似ているんですよ。

(しかし、それは10年ほど前までで、その時化粧直しされ、現在の欄干は赤くないんですね)

まあ、共感いただけるかどうかはともかく、本日のメインイベントに違いはありません(苦)

ところで、大手門とかはないんですね(?)

本丸というか、天守に登っていきます。

やはり、お城は遠目に仰ぎみるか、近くから天守を仰ぎみるか、ですね(個人の感想)

この画像なんか、ほんと昔の鶴ヶ城なんだけど(敵だったんだけど)

警備員の方から、天守に登って景色を見てから、降りて各階見るのがいいよ、というアドバイスに従い、天守からの景色です。

鏡山から見た、虹の松原です。カーブが美しい!

西の松原です。

いやー、海青いわ、濃いわ。

両サイドの砂浜は、松原が近くて厚いから、砂浜も海も鮮明ですね。いいわー!

これは、手前の本丸の広場です。

唐津の街中です。

松浦川。唐津城に大規模なお堀がないのは、海と、この松浦川に囲われていたからですかね。

 

場内の展示ですが、やはり唐津焼。

唐津焼って、先日、工芸館で備前焼を見たせいもあるけど、

荒々しい備前焼と真逆に、大物はなく、ぐい呑、小鉢、皿、更にはコーヒーカップ&ソーサ、箸置き。

色合いも、白、薄い灰色など、日常飾らずに使う感じで、落ち着いています。

器が存在感を示す備前とは違いますね。

西の松原から、唐津城を見上げます。

こっちもいいねー。

 

残りは、おまけみたいなもんだけど(苦)

三の丸巽櫓。

千鳥橋

そして、唐津天満宮

場所がわかりにくい。。。なんで、天満宮とか東照宮って。。。

でも、桜とか梅は綺麗なので、外せない(苦)

 

ということで、佐賀旅行の初日、唐津は以上です。

今日は、空は青く、風もなく、穏やか、暑くはなく、涼しいというよりは、歩きまくっても大丈夫な、ちょっと寒いくらいで、寒いくらいだと空気も澄んで景色も綺麗に見られてラッキーでした。(海が近いせいもあるかも)

さあ、朝も早かったし、生憎、名物も見当たらないので(調べたんだけど、、、)、ビール飲んで寝て明日に備えましょう。

ではでは

 



コメントを投稿