池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

鹿児島旅行記(3/3)

2020-04-09 16:54:00 | 遠足・旅行

いい天気が続いていますが、

人間界の暗さに対して、自然界の明るさ、元気さは皮肉な感じもします。

そう言えば、数日前、ある動物園で飼育員から虎にコロナが感染したとの報道がありましたが、

うちの子にも遷さぬよう、手洗いはしっかりしないと、と肝に命じました。

なお、悩みの種であった、ペレットの食わず嫌いは、

ペレット(と乳酸菌タブレット)だけあげるようにしたら、渋々なのでしょうけど(苦)ちゃんと食べきるようになり、

残さず食べたら、ご褒美のドライフルーツをあげています(なんか、睨まれているような・・・)

 

さて、鹿児島旅行の第三回(最後)です。

今回、一泊したホテルは、4000円台、そして予約サイトで朝食が好評だったので決めましたが、

内装がオシャレかつ綺麗(新しい?)で、当りでした。

朝食もびっくりする程のグレード!(麦とろ定食を選択)

予約サイトの評価通り、美味しく頂きました(感)

と、普通なら、ここでホテル名を紹介するところなのですが、

この後、とんでもない下痢に見舞われ、、、全然治る気配がなく、しばしホテルで安静。。。

まあ、雨も降っていたので、強制自粛されてちょうどよかったかも。

なので、ホテル名は伏せておこうかと。

(”麦とろ”で検索した出てくるでしょうけど)

 

それでも、まあなんとか治って、雨も止んで明るくなってきたので、ちょっと早いかな?とは思いつつチェックアウト。

昨日が最後の営業であったドルフィンポートですが、

設備や店舗の撤去作業が行われていましたが、

なんだか西部劇のゴーストタウンのような。。。

お店やお客で賑わっていた時もあったでしょうけど。

海側は公園になっていて、桜島も目の前ですしね。

フェリーポートとの間には、水族館もあって、一大商業エリアであったことに間違いはないのでしょうけど、この閑散感は、コロナだけではないのでは。

まあ、水族館に人気がないのは、(平日ということもありますが)コロナのせいでショーが中止だから。

まだ、ちょっと早いので(5分前ではないが)、フェリーターミナルを通り越して、

(昨日、シティービューで通った(下車しなかった))石橋記念公園に行ってみました。

バスの運転手さんの説明では、江戸時代のアーチ橋を移築した公園で、写真のが一番古いと言っていました。

 

と時間が潰れてそこそこいい時間になったので、フェリーターミナルに行きましたが、

15分前で、人気がありません。。。

クルーズ以外の便に乗る人はちらほらいるのですが、観光客がここまでいないとは。。。

確かに、余裕でチケットは買えました(誰もいない。しかも、通常のフェリーは桜島側での着払いなので)

よりみちクルーズのチケットです。

昨日のシティービューの一日券で、600円→480円でした。

加えて、桜島でのバス乗り放題のアイランドビューのチケットも購入。

ただ、昨日のシティービューも3回しか乗りませんでしたが、こちらも結果としては3回しか乗らず、一日券の必要があったかどうかは・・・

 

さて、定刻になり、フェリーに乗り込みますが、

展望デッキに行きましたが、私以外、誰もいません。

クルーズ中に判明しましたが、乗客は、なんと!私を含めて3名。

桜島でも各所で顔を合わせましたが、おじいちゃんと孫。

ちょいちょいデッキに上がってきては望遠鏡を覗いていました。

車も乗っていなかったなあ。。。

 

ともあれ、出発です。

桜島フェリーとしては5隻あるようで、ポートには2隻停泊でき、順繰り廻っているようです。

クルーズ便は50分ですが、通常便は15分で行き来していますからね。

ところで、フェリーには前後がなさそうです。

回頭はせずに、そのまま行って戻ってなんですね。

ファーストガンダムのゾック(ジオン軍の水陸両用モビルスーツ)を思い出しました(笑)

 

鹿児島市(薩摩半島)を離れていきます。

見えている山は、昨日登った城山です。

前方は言わずもがな、桜島です。

港に停泊中はそれほどでもなかったのですが、

沖に出ると、流石に風が強く、寒い、寒い。。。

それでも、折角の50分なので、スピーカーから流れる案内に耳を傾けながら、展望デッキで我慢しました(苦)

 

種子島に向かうフェリーが並走中です。

なお、もうちょっと値段のするクルーズは、錦江湾を結構広く廻るようですが、

よりみちクルーズは、その名の通りちょっと寄り道するくらいのものなので、

神瀬(かんぜ)という、満潮時には沈んでしまう瀬に建った灯台を回って、

沖小島を眺めて、桜島港に向かいます。

天気が良ければ、昨日、仙巌園から見えた薩摩富士と呼ばれる開聞岳が見えるようですが、

生憎の天候で、海上では、特に見応えのあるものはなかったのですが、

桜島に近づくと、

溶岩が固まってできた海岸線の生々しさに目を奪われました。

右手に桜島港が見えてきました。

こうして海峡(?)を見ると、鹿児島と桜島の近さがよくわかります。

シンガポールに住んでいる時、ジョホールに歩いて渡って、シンガポール側をみた時、近っ!と思った事が思い起こされました。

逆に、佐渡島は随分と遠いですね。

時代物の小説で、佐渡島と越後がトンネルで続いていて、なんて騙す悪党の話が出てきますが、佐渡島はありえないけど、桜島はありうるかも。

でも、錦江湾って、水深がかなり深いらしく、こっちは距離より深さでありえないか。

 

とか考えているうちに、桜島港に近づいてきました。

(一隻出るのを、ちょっと待たされた)

バックファイヤー(バックウォーター?)蒸しながら、桟橋に近づき、

接岸。

ぴったし50分でした。

 

鹿児島のフェリーターミナルに比べると、ちょっと新しい感じの桜島港。

でも、人気の少なさは一緒(苦)

 

さて、アイランドビュー(バス)の路線に沿って、歩いたり、バスに乗ったりして観光するつもりです。

まずは、桜島港近くの月詠神社。

1300年の歴史というから、奈良時代に建てられた?

展望台があり、遠目には鹿児島市、手前は温泉に入られる国民宿舎かな(温泉に入る時間の余裕はなかった)

次は、道の駅に向かうのですが、桜島港前の駐車場の寂れ感、というかレトロ感がいいですね〜

(いいと言ってはダメか)

道の駅「火の島めぐみ館」

お土産とお食事処で、ちょっとだけお土産候補をみましたが、これから観光なので荷物は増やさず(ここでは買わず)。

そして、ちょっと歩いて桜島ビジターセンター。

ここで桜島を勉強して、バスで観光(展望)ポイントをみて回るつもりです。

 

無料の施設ですが、展示はかなりしっかりしていて、桜島の生い立ち、噴火の歴史など勉強になりました。

最近、難しい、専門的な説明より、子供向けの展示や説明パネルが快適に感じます。

身体の老化と共に、精神の若年化も進んでいるのかしら。

桜島大根でかっ!

この模型、よくできています。

桜島は富士山のような成層火山ではあるものの、火口は一つではなく、長い歴史で別のところから噴火したので、三つの火口が見てとれます。

写真で見ても、北岳、中岳、そして煙を吹いている南岳(昭和火口)がわかります。

 

と、一通り展示物を見て、さらにビデオルームで、紹介ビデオを観賞して、事前勉強はバッチリ。

(自宅でネットでも勉強できますが、現地の方が記憶に入りやすいよね)

アイランドビュー(バス)に乗って、最初の展望ポイントへ。

烏島展望所です。

大正時代の大爆発で、烏島が溶岩に呑まれて、”この下”にあるそうです。

ちょっと小高い展望台になっています。

さて、

運転手さんから、次は30分後ですよ、と言われたのですが、

烏島展望所は、まさかのこれだけでしたので(冷汗)

次の赤水展望広場までは歩くことに。。。

 

道沿いに、溶岩石がゴロゴロしていて、

こういう自然の脅威も凄いな、と。

ちなみに、私の故郷、福島の裏磐梯も、噴火といより爆発だったので、道路沿いには岩石がゴロゴロしていました。

これは石垣ではなく、溶岩石を使った(?)河川工事かな。

あるいは、元々水を流す想定ではなく、噴火の時、溶岩流を海に流すためかな?

 

赤水展望広場に着きました(烏島展望所からずいぶん近い)

長渕剛のコンサートの記念モニュメント出そうで、、、あらそう。。。

烏島展望所よりは高台かな。

フェリーから見えた沖小島を望めます。

が、ここもそれだけなので、、、バス待ちが長い。。。

しかも、寒い。。。

でも、足がないので、バスを待って(一日券買ったし、タクシーなんて通りがからんわ)、次の展望ポイントへ。

 

予定より一本早いバスなので、観光の時間に余裕はあるのですが、

バスの経路は二つあって、火山防災センターに寄り道するのと、しないのとが交互に回っているので、

火災防災センターに立ち寄ると、そこで一時間費やさねばならなくなるので、

火災防災センターはスルーして、予定より早い展開ですが、湯之平展望所へ。

(なお、乗客は私一人)

北岳を間近に見られます。

噴火というより、爆発であったことが、抉れ具合から感じられます。

裏磐梯も、噴火ではなく爆発と呼んでいて、磐梯山って裏から(猪苗代湖と反対から)見ると、ぐっさり抉れています。

お土産も売っている展望所があり、そこから広く錦江湾と薩摩半島を望めます。

が、願わくは、天気がよくて、風がなくて、暖かかったらよかったのに〜

 

なお、湯之平展望所では、バスが10分停車してくれたので、

幸いなことに次のバスを待って時間を潰すことなく、乗ってきたバスで、桜島港へ向かうことができました。

助かった。。。もう、身体が冷えてしまって。。。

 

予定より一時間早いのですが、桜島港に戻ってきました。

シティービューは、古いバスの外装を派手に塗装したレトロ感の強いものでしたが、

アイランドビューの車両は新しいものでした。

ターミナルもそうですが、桜島の設備は、最近どこかで一新したのかな?

 

帰りのフェリーは通常便で。

そして、寒いのでデッキに出ることもなく、客室の先頭に、子供さん達と陣取って(笑)

鹿児島のゲリーターミナルに帰ってきました。

余談ですが、DQWを船上で見ると、

海に浮いている。。。

いえいえ、こちらこそお疲れ様でした。

 

ということで、桜島観光は以上です。

後は飛行機に乗って帰るだけではあるのですが、時間があるので、

昨日、バスチケットを買った天文館ではなく、鹿児島中央駅までフラフラ歩いて行って、空港連絡バスに乗ることにしました。

駅の近く、甲突川には、大久保さんの銅像が。

銅像も、西郷さん、篤姫、島津齊彬公、久光公、そして大久保さん、と結構見たなあ。

大河ドラマの篤姫で、瑛太が演じていた小松帯刀の像も見たかったけど、今更仕方ない。

(後で調べたら、西郷さんの近くにあったらしい。。。)

 

時に、、、

この鹿児島旅行をこの時期に計画した理由の一つですが、

桜の開花予想が三月末だったんです。

(東京より二週間遅く)

昨年も、同じ時期に福岡の大濠公園で満開の桜を見ましたし。

ところが、この二日間、桜はロクに咲いているところを見ませんでした。

この甲突川も桜並木の名所のはずなのですが、、、

さっぱり、でした。

東京に戻って、大田区、多摩川は満開でしたので、

開花時期に二週間のずれがあれば、鹿児島はまだ咲き始めなのかもしれませんが、

すでに四月。。。遅すぎない?

一週間経った現在はどうでしょうね。

 

以上、なんとなく、スッキリしない鹿児島旅行でした(苦)

最後に、鹿児島の印象は、、、桜島!

よく言えば”限る”、悪く言えば”だけ”かな(汗)

空港からのラストショット。

(二日間、雨曇りだったのに、帰る頃に晴れやがって)

ではでは


現在までの変遷

「料理と散歩と仕事で海外」として、タイトルの通り、趣味の料理と散歩、そして出張する海外の情報を掲載していましたが、ハノイ赴任となり「ベトナム生活あらかると」でベトナム生活、近隣の国への旅行模様などを掲載するようになり、一時、仕事が忙しく更新が滞りましたが、2017年末に帰任し、2019年から改めて「池上優游涵泳」として、知識探求、スローライフを紹介しています。

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